【ウパニシャッドの教え~目には見えない体の話】
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タットヴァ・ボーダ(10のウパニシャッドの要点をぎゅっとまとめたガイド本)から、目には見えない体の話をしたいと思います。
1)目には見えない体
私たちの体には、目には見えない体があります。
①感覚器官・・・耳・皮膚・目・舌・鼻
②行動器官・・・話す・手を動かす・足を動かす・排泄・生み出す
③生理学的な機能・・・吸う息、吐く息、消化、循環、逆流(くしゃみ・げっぷ)
④心(感情、思い、迷い、記憶、揺れる心)
⑤知性(意思、理解、認識)
①×5
②×5
③×5
④×1
⑤×1
合計17個の器官・・・それは、経験するための道具だ!!!!!
2)感覚器官と自然界との繋がりをサクッと解説
耳・皮膚・目・舌・鼻
これらの感覚器官、私たちの体は、感覚で動いているのではなく、世界の自然界にある光や風、空間水の力によって初めて、動くことができる。
なので調子が悪い時は責めるのではなく、もっと大きい力に祈りをささげることも有効。
このコンセプトは、YOGA聖典『ウパニシャッド』から来ています。
目に見えない5つの感覚器官と自然界とのつながり
1)耳・・・方向を司る法則とつながっている。空間があって音が聞こえる、空間がなければ音は聞こえない。
インドの人は、耳が聞こえ辛くなると、ディグデーバター(方向を司る神)が祭ってあるところに祈りに行く。
2)皮膚・・・風を司る法則とつながっている。風が動くことで、我々は触れることがわかる
3)目・・・太陽の光の法則とつながっている。光があるから、色や形がわかる。ためしに光が何もない真っ暗にした部屋で目を開けてみてください。何もわからない。
インドの人は、目が悪くなると、スールヤ太陽の神が祭られているところに行ったり、スーリヤナマスカーラ(太陽礼拝)をします。太陽礼拝・・・YOGAの準備体操
4)舌・・・味覚、水の法則とつながっている。水と混ぜるから味がわかる。味覚がおかしくなると水ヴァルナにお参りに行く
5)鼻・・・香り、健康、治癒の法則(アシュヴィニ・・・双子の神々)
こんなふうに、私たちの5つの感覚器官は、それぞれの5つの自然界と支える法則に支えられている。
繋がりあっている。自然界と全く離れていない。
五感とのつながりから自然界との繋がりも強固にしていくことができる。
しかし、日常過ごしていれば、体調が崩れたり・・・します。
3)体調が崩れる前触れ
体調が崩れると、この感覚器官に現れるとアーユルヴェーダでは、言います。
耳・・・耳鳴り、過敏
皮膚・・・その内側、関節ががくがく、力がはいらない
目・・・目がかすむ
舌・・・味を濃くしてしまう
鼻・・・匂いがわからない
アーユルヴェーダでは、この5つの感覚器官を一気に休める方法がある!!
それが、瞑想。
今日紹介した、タットヴァ・ボーダでは、5つの感覚器官は自然界の法則とつながっているよーと言い、そのエッセンスを入れながら、YOGA経典BGでは、自然と自分(私たち)は何も離れていないと語るわけです。
それを理解することには、メリットがあって、この目に見える世界で生きていくことに恐れや不安がなくなる。
理解するのはゆっくりでいいけど、瞑想によって理解を深めていける。聞いたことで知識として理解した!!となるのではなく、英語で言うなら、”I SEE”わかったーというような理解。そうなれたら、もっと楽に自由になれると経典は言います。
今日一日も皆様にとって素敵な一日になりますように!!
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