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【世界は、現れては消え…をくり返す】

この記事は「耳で聞くやさしいYOGA哲学フミママラジオ」の原稿になります。本編が気になる方は、下記のラジオをご視聴くださいませ。
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世界も、その中の個も、形あるものは現れ、消え、消えては現れる

潜在状態と顕在状態を繰り返している

①潜在状態(アウ・ヴャクタ)・・・個人の眠り(約8時間)
②顕在状態(ヴャクタ)・・・個人の現れ(約16時間)

まさに私たちが、今日一日がんばるぞ!!と起きた時、世界は現れる。
私たちは、寝た時にすべてが潜在的な状態ですね。

自分という自我も深い眠りの時は消え、自分にまつわる記憶も一回消えています。

自分というまわりについた様々な感情や様々な思いも、一回、潜在的状態で消えている。

だから、ただただ、じぶん、という在り方だけにくつろいでいる時間が熟睡。


昼が始まる前は、すべては顕在的状態。

昼が始まったら、顕在。形を持って現れます。

朝、目覚めた時から、形ある世界での活動がはじまり、立派な自我意識をもって、それにまつわる記憶を総動員し、様々な活動、
感情や気持ちを一緒にダイナミックに世界を生きていきます。

形ある世界を、そういうことで、私たちが生きて居る世界も、潜在から顕在へねむりと覚醒の中でリズミカルに移り変わるように、
この世界全体もそうなんだと。


ブラフマージ、創造神の昼の時に、世界は形を持つ

この世界、私たちが足を置いている世界も、創造神も夜が始まる時に、世界は一回、形を現れた形をなくしていく。
これを世界も繰り返しているんだよ。

①潜在状態(アウ・ヴャクタ)・・・世界の眠り(約2160兆年)・・・創造神の眠る時間
②顕在状態(ヴャクタ)・・・世界の現れ(約2160兆年)

ハタヨガの世界感で、

全体世界を大宇宙、個人を小宇宙といって、世界で起こっていること、個人で起こっていることはほぼ一緒ですよと語られますが、

インドの哲学にはそういう風な考え方をしていて、世界という物も現れては消えを繰り返し、眠り、起きて覚醒し

その中の世界の一部として生きて居る我々も、この世界と同じように、もっと短い時間のスケールの中で、現れては消えをくりかえしている。
潜在と顕在をくりかえしていると言っています。


■シヴァ派

インドでは、シヴァ派の人は、シヴァが寝ているとき、すべてをなくす。

シヴァがナタラージャという踊り狂ったときに、世界はダイナミックをもって展開していく。
シヴァという破壊と再生の法則を絵にしてシヴァが瞑想する時、潜在状態。

昼踊る時、ナタラージャの時、世界が現れ(顕在状態)これを繰り返している。
踊ったら休む、休んだら、また踊る。世界はそうやってシヴァのりずむで繰り返されている。とインドではそう説明する。


インドの場合は、自然の法則を絵にしたり神話にして、哲学~とか科学的には・・・とわからなくても、こういう風に、世界というのは永遠ではなく、表れては消えを繰り返しているという現象に過ぎない。というのは、どんなレベルでもわかるように、いろんな説明の方法をもっている。

今日一日も皆様にとって素敵な一日になりますように!!

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