![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/21149560/rectangle_large_type_2_1120f6c0f4819e850bf52b2364199df8.png?width=1200)
そうだ、キリンに会いに行こう
最近、皆さんが動物園に行ったのはいつですか?
今は休園していて行けないところが多いですが、
それでも最近行ったという人は少ないのではないでしょうか。
かくいう私も最後に行ったのは中学校三年生の頃、その時に何を見たかも覚えていないくらい前です。
メインの動物見たかなー
ゾウとかサイとか、キリンとか…
キリン!?
あの首が長くて、舌が黒くて、まつげバサバサのキリン!?
実は角は2本ではなく、3本か5本説あるキリン!?
哺乳類の中で「8つ目の首の骨」があるキリン!?
失礼、少し荒ぶってしまいました。確かこの時は一番奥にいるキリンを見たことははっきりと覚えています。動物園の中でキリンだけは特別に何か惹かれるんですよね。だからこそこの本を見たときに目が離れなくなってしまったのだと思います。
『キリン解剖記』
郡司芽久 著
ナツメ社
さて、前置きが長くなってしまいましたが、本の紹介をしていきたいと思います。
哺乳類が持つ首の骨は7つであり、キリンも同様の数を持つと考えられていた。それをキリンには「8つ目の首の骨」があるのではないかと著者が疑問を持ち見つけるまでのことが書かれています。キリンの研究がしたいというアバウトな考えから、解剖学の先生に出会い、キリンを解剖をし、様々な知識を身に付けながら10年かけて答えにたどり着いています。
本を読んでいて、著者がこの説を立てるまでの苦労、葛藤、喜びがすごく文の中から伝わって、勝手ながら共感してしまいました。また、キリンが好きでキリンの研究がしたいと、好きなものを突き詰めていくということはこういうことなんだと、これから研究していかなければならないこの身に参考になるものでありました。
あと、この本を読んでいるとキリンの知らなかった知識、著者のキリン愛が相まってキリンを見に行きたい‼と思ってしまいます。
こんな時でなかったら見に行くのになぁ。
少し荒ぶっているところの「首の骨が8つある」ことについてはもちろん、「角が3,5本説」などキリンについての知識が、著者の苦労と共に解りやすく書かれているのでこれを読んでキリンに会いに行きましょう‼
2年 ろうげつ