【サッカー本頒布中!①】古河シティFCへの想い
2024年5月の文学フリマにて頒布した最新ZINE『サッカーのある街 vol.0 【特集】サッカーの街、茨城県古河市』のBOOTH頒布を開始しました。
どんな内容のZINEなのかを紹介するnote記事を書きたいとずっと思っておりましたが、やっぱり古河シティFCへの想いに関しては別の記事を立てた方がよいなと思い、今回初めて古河シティFCへの想いをきちんと言語化することに挑戦してみたいと思います。
古河シティFCのことを知ったのは、2023年の春ごろ。
ちょうど初めて作ったZINEを頒布し始めた時期でした。
そんなタイミングで、姉からとある治療院を紹介されました。
姉から店長には「妹は水戸ホーリーホックのサポーターをやっている」ということが既に伝わっている状態でした。
初めての施術の時(※ホーリーくん分身小をバッグにつけていました)に、
「サッカー好きなんですよね!古河に『古河シティFC』ってチームがあるんですけど、知ってますか?」
と聞かれました。
ーえ、知らない。
…それが古河シティFCを知ったきっかけでした。
坂本代表のnoteと、対境トリニタスTRM(トレーニングマッチ)
治療院の店長から、古河シティFC代表の坂本修平さんが「とにかくめちゃくちゃ熱い男なんです!」ということを熱弁されたので、興味がわいて古河シティFCや坂本さんについて調べてみました。
そこで出会ったのがこちらのnote記事。
熱い…熱すぎる…
正直、この熱量にやられました。
それで、そんな坂本さんが運営する古河シティFCってどんなチームなんだろう、古河(※茨城県古河市はサッカーが盛んな街)だし、やっぱりサッカー上手いのかな?
と、俄然興味がわくようになりました。
そんな中、古河市の隣、境町にある境トリニタスとのトレーニングマッチが開催されることを知ります。
当時の境トリニタスには金久保彩さん(※茨城県境町出身の元Jリーガー)が在籍されていましたので、「金久保さんも見られて、古河シティFCの実力も見られるなんて、めちゃくちゃよい機会なのでは?」と思い(我ながらミーハー)、つくば市のセキショウチャレンジスタジアムにて開催された、境トリニタス対古河シティFCのトレーニングマッチ(※TRM)を興味本位で見に行ってみることに。
境トリニタスは強いチームでした。ですが、古河シティFCも健闘していたと思います。
その試合で、鮮やかなドリブルで果敢にゴールに向かって切り込んでいく、古河シティFCの「背番号8」の選手に魅了されます。
ーえ、古河シティFCって、めっちゃいいチームじゃん。
そう感じて、ここから一方的に古河シティFCを追っていくことになりました。
意を決して取材を申し込む
もともと人見知りで小心者なので、興味があって取材してみたいという思いはずっとあったのに、なかなか勇気を出してコンタクトを取ることができない日々が続きました。ですが、ついに意を決して坂本代表にインタビュー取材を申し込んでみることに。
坂本代表に取材をご承諾いただき(ありがとうございます…)、無事インタビューを行うことができました。
そのインタビューが、ZINEに収録されているインタビューになります。
インタビューさせていただき、取材を続けていきつつ試合やTRMなども積極的に観戦するようになる中で、自分自身の気持ちもどんどん変化していきました。
自分の街に「誇り」を持てなかった
前回のZINEの制作の際、茨城県中を旅しました。
その時に知ったのが「シビックプライド」という考え方です。
本の制作を通じて、そして本を作り終えた後もひたちなか市や水戸ホーリーホックと関わることで、「シビックプライド」って何だろう?というテーマをずっと考え続けることになります。
ひたちなか市のファンベースに登録し、シビックプライドへの理解を深めることのできるイベントには積極的に参加してきました。今でもシビックプライドについて考えたいときにはひたちなか市に行きます。
各種イベントを通じて、ひたちなか市の方々と交流したり、イベントで大谷市長などのお話を聞くことで、街が好きになる、街を誇りに思うというのは以下の要素が大きいのではないかと個人的には結論づけました。
ひたちなか市や水戸ホーリーホックと積極的に関わり、思い入れを深めていく過程の中で、最終的にはいつも地元のことを考えていました。そしていつだって実感することになります。
ーああ、私は地元に対して「誇り」をあんまり感じていないのだと。
地元への思いに関しては、一度noteに書いたことがあります。
地元の高校に進学することで地元に縛られることを嫌い、高校は県外を選択したくらい。
有名人を多く輩出している街でもあり、それ自体はすごいことだと思いますが、じゃあそれで地元が胸を張れるくらい大好きで、地元に心から誇りを持てていたのかと言えば…
何故ここまで地元に誇りに思えないのか。
他にもいろいろありますが、このあたりが個人的には大きかったです。
水戸ホーリーホックのチャントだと『Get win』が一番好きなのですが、バス待ち、試合中にこのチャントを聴いたり歌ったりするときはいつも涙ぐんでしまいます。時にはガチで泣いていました(たいてい酔っぱらってるし)。
(個人的にそんな背景があるので、この動画はちょっと泣いちゃいました)
私、自分の街の何かをめちゃくちゃ誇りに思って、こんなに熱くなったことなんてない…
ずっとそう思っていました。
古河シティFCを好きになるまでは。
自分の街に対するシビックプライドの芽生え
坂本代表にインタビューを敢行し、古河シティFCの様々な活動を見ていろいろなことを感じているうちに、徐々に自分の中に街への「誇り」が芽生えていくのを実感するようになりました。
坂本代表のインタビューのこの箇所に、個人的には一番心を動かされました。
ー「みんなで手を取り合ってやっていけばやれる」…古河シティFCの活動を通して、「自分だって、自分で地元のいろんな人たちと関わっていけば、自分の街をもっと魅力的な街にできる。そして、何かを成し遂げられる」と思えるようになりました。
古河シティFCの選手、スタッフの皆さま。
Xを通じて知り合ったサポーター仲間。
(何だかんだ地元という狭いコミュニティ空間ではあるので知り合うことのできた)選手の関係者の方々。
古河シティFCの話で一緒に盛り上がってくれる、いきつけのお店の皆さま。
私が夢中になって布教したことで、古河シティFCに興味を持ってくれるようになってくれた地元の友達などなど…
もともと自己肯定感が低く、地元の方々との交流を避けてきた自分が、ここまで地元と関わっているのは大袈裟でなく、人生初と言ってもいい。
地元の何かにここまで熱くなっているのも、間違いなく人生初。
「古河シティFC」という器が、私を大きく変えてくれました。
これだけいろんな方々と繋がることができている中、チームの皆さまはいつだって本気で試合をしてくれて、勝利を届けてくれる。地元の催事を盛り上げてくれる。子どもたちやみんなを笑顔にしてくれる。
彼らのそんな姿を本当に誇りに思うし、古河シティFCが大好きだし、古河シティFCがあるこの街自体に少しずつ誇りを持てるようになりました。
古河シティFCのおかげで叶った夢があった。自分の夢を後押ししてもらった。いくら感謝してもしきれないくらい。
古河シティFCは自慢のチーム。胸を張って誰にでも薦められる。
私の住む街は「サッカーの街」。古河シティFCは全国優勝を成し遂げ、いろんな方々に存在が知られるようになった。「全国優勝おめでとう!」と褒めてもらえた。
あとは、将来、古河シティFCの試合を見に、たくさんの人たちがわが街に来てくれるようになったら…
こんなに嬉しいことはないですよね。
「みんなで手を取り合って」、街をもっと住みやすく、もっと魅力的な街に変えていくため…サッカーを通じて街を変えていくーそんな「まつり」の担い手の一人になれるよう、これからも全力で応援していきます!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
【BOOTHにて通販頒布中です!】
坂本修平さん(古河シティFC代表)インタビュー収録!
『サッカーのある街 vol.0 【特集】サッカーの街、茨城県古河市』
頒布価格:500円
※あんしんBOOTHパック(匿名配送)使用のため、送料が370円かかります