クドキの指南書 vol.1「クドキ」
幼少期から日本舞踊を観たり、お稽古したり、人前で踊ったりして来ました。自分の踊りを褒められるとそれはそれは嬉しくて舞い上がってしまいそうになりますが、未熟である私には、人生で数回あるかないかの話だと思っています。
そのような厳しい芸の世界とは別に、誰にも侵食されない感受性が心の中にあることを感じています。これはお稽古をして養われた感覚であり、非常に確かなものと感じます。
先日、友人と夜、日比谷の帝国ホテルの地下で軽く食事をしていた時、
「色気・品・粋」について話すことがあ