家族ってなんだろう。
家族ということ、兄弟姉妹ということ。
こんばんは、ひじき茶々です。
私は家族が嫌いじゃない。好きなんだと思う。
僕は、以前生きることをやめた。
それで、回復しかけていた頃に身内に言われた言葉に、ショックを受けたことがある。
「お前は俺らのこと信用してないんだろ」
僕が、悪かったんだ。
僕さえ我慢していればみんな苦しまずに済んだ。
せめてせめて責めた。
僕があのときちゃんと生きることをやめていれば。
なんて、すごく自分を責めていた。
その時から5年経ち、いろんな人が近づいたり去ったりする日々を送りながら、自分なりに考える。
僕は本当に家族を信用していなかったのか?
身内の言葉が本当かもしれない。
でも、僕なりに考えたことを言わせてほしい。
僕は多分、家族を信用していたんだと思う。
いじめや僕を下に見る人たちに対等に扱われない日々を送っていて、苦しかった頃。
主に学生時代だ。
僕はいじめを受けてることも、その内容も言えなかった。
部活動で、ひとりだけ仲間はずれのように活動をさせてもらえない。まるで自分を無視されているかのようだ。
僕は部員の人たちにほぼ無視されていた。
ひとりでは出来ない部活だったから、いつもひとりで見ているだけだった。担当していた先生は、忙しくたまにしか見に来ない。無法地帯だった。
いつか報われることを信じた。
そして、裏切られた。
週末だけ教えに来るコーチと呼ばれる方に、最後の大会が終わったあと言われたのだ。
「練習不足」
と。
僕は、もう泣けなかった。
助けてほしいなんて言えなかった。
伝えてやろうと思った。僕の部活動中の何もできない状態を。お前のせいだと罵ってやろうかと思った。
コーチでさえ、気づいてくれないんだ。
絶望。
そして、家族にも言えなかった。
家族に言えない何よりの原因は、きっと、悲しむ顔が容易に想像できたから。
きっと僕が死にたいと、逃げたいと伝えたら。
きっと悲しむ。きっと心を痛める。
そんな自信があったのかもしれない。
怖かったのは、僕のせいで家族が壊れることだったのかもしれない。
結局、たくさんのあがきで僕は家族を壊したのかもしれない。実際、身内に言われたことがある。
「お前が家族を壊したんだ」
それでも、家族を責めることができなかった。
それでも、家族と縁を切れなかった。
僕は、きっと、家族について悩み続けるのだと思う。
生まれてきた今の場所である家族の中でうまく立ち回れないのだから。
もしこの先、家族と関わるとして……
僕はうまく立ち回れるのだろうか。
今の関わってる家族という息苦しい中で、こんなにも苦しいのは、なぜなんだろう。