冬を楽しむ ひととき

ちゃちゃちゃー!ひじき茶々です🍵
素敵な和菓子に出会った、嬉しい瞬間をお届けします。それでは最後までよろしくお願いします!
 
私の住む街には、大きな駅があって、そこには、「フェザン」と呼ばれるショッピングモールのような複合施設が存在する。そこには、たくさんの専門店が並び、飲食店から雑貨、服飾、書店まで。駅に用事があって、通ったはずなのに、気づけば、「何を買おうかな?」なんて、物色してしまう。様々な色が溢れた駅ビル。

そんな中で、僕が駅に寄った時は必ず買いに行くのが、お土産や飲食店が並ぶ通りにある、「竹芳」さんだ。

竹芳さんの生菓子もとっても好きで、いつも惚れ惚れ見てしまう。

和菓子は、特に繊細な表現が試されるように感じてて、妄想……いえ、空想することが、とても楽しく感じている。

なにより季節ごとの色合いや、イメージ。想像の羽がどんどん羽ばたくようで、とっても楽しい。

そうそう。話が逸れたけど、竹芳さんの和菓子の中で特に楽しみにしているのが……お干菓子。それも、季節のお干菓子。

なんとも言えない表情と表現を感じて、とっても粋だなぁ。と、粋の意味がちゃんと分かってなくても惹かれてしまう。

11月のお干菓子は、なんと、「霜おりて」という名前。ホームページで、少し見て、お店に伺い、直接見て、やっぱりいいなぁって思った。

本当はいつか、本店へ向かいたい。

「霜おりて」は、初冬をイメージした和菓子って、説明で書かれていた。

見た瞬間感じた。これは、雪がまだ、積もるほどじゃなくて、土や砂利なんかが見えていたり、所々白かったり、茶色かったり。

そんな冬の始めを表しているんだなぁなんて想像する。そしたら、なんでもない日々だった、日常の情景がとってもキラキラして見えてくる。

冬の積もった雪をふみしめる、キュッキュッて音。
まだまだ頑張ろうとする土たちの踏ん張るような、ぐっぐっとした音までが思い出されていく。

いつのまにか、「嫌な冬」になってしまったけど、幼い時はもっと、たくさんキラキラしていた。

そんなことを思い出させてくれるよう。

霜おりて 竹芳さん 648円

冬の情景がすぐ浮かぶって、とっても嬉しいこと。

とっても楽しいこと。楽しみが増えるから。





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