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本をつくって本を売る
本屋さんだって、本をつくっていい。
最近の本屋さんでは、独自にリトルプレスやzineを出して売っているところも多い。わたしも、本をつくってみたい、と思っている。
文学フリマのようなつくった本を売る機会もたくさんあるし、どんどん規模も大きくなっている。本をつくって売りたい、と思う人がこれだけたくさんいる、というのはとても心強い。紙の本は売れなくなっている、とは言うけれど、小さくても売りたい本がある、つくりたい本がある、というのはひとつの希望だ。
リトルプレスやzineを積極的に取り扱ってみたいのも、そういう静かな熱量をもった魅力的な本が多いから、で全く新しい出会いが待っている面白いジャンルだから、だ。手作りのザラザラした感じ、作り手の思いが乗っかって、個性のある本たち。知らない誰かの何気ない日常は、また誰かにとってはとてもわくわくするものだったり、ほっこりするものだったりする。そういう本がとても好きだ。
本をつくるひと、売るひと、買うひと、の距離は以前よりもずっと近くなっているし、ときにその関係性が入れ替わったりすることもある。なんでも小さく始められるようになった世の中だからこそ、そういう関係性も楽しみたい。ときに売るひとになったり、つくるひと・書くひとになったり、でもやっぱり本を通してまだ知らない人と出会えて楽しい世界を知れることが嬉しい。
いつかつくるならどんな本がいいだろう?本屋さんのこともいっぱい伝えたいし、日々の日記でもいいな。どんなカタチでも本が好き、っていう思いの詰まったものをつくりたい。