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「経済大陸アフリカ 資源、食糧問題から開発政策まで」 平野克己
中公新書 中央公論新社
第1章は中国とアフリカとの独特な関係。これは戦後日本の発展途上国の市場開発と似ているところがあるという。中国の場合、「内政不干渉」、観光や教育などのトータルパッケージ、開発先の国家が台湾と断交し中国政府を唯一の中国と認めることを条件にしているなどの特徴がある。一方アフリカでの反中感情もあり誘拐事件なども起きている。
(2013 10/05)
「経済大陸アフリカ」を第1章だけ読んだ。中国のアフリカ開発政策や事業について。この本、アフリカに閉じずに他のアクターと同時に論じているのがウリなんだけど、まだタイトルの「経済大陸」の意味がよくわからず。
残りを今日読んだ。著者は農業の増産がなければ貧困層の解消にはならない、と考えているみたい。その他にスティグリッツの議論、南アフリカ始めとするアフリカの多国籍企業、BOP事業(最底辺の人々にまで届く低廉な商品やサービスの事業、味の素がそれやってると聞いてびっくり)などなど。
(2013 10/06)