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「人類大移動 アフリカからイースター島へ」 印東道子
朝日選書 朝日新聞出版
実は同じテーマの選書買っただけで読んでないのがあるのだが(笑)、こっちはオセアニアの文化人類学・考古学の専門である編者とこの人類のアフリカからの拡散がどう絡むのか、ちら読みでも興味が湧いたので、つい買ってしまった・・・
(2013 03/23)
そして、一気読みしてしまった。
類人猿と人類の違い(胃腸が小さく脳が大きい)、旧人と新人の共存と入替劇(何度か新人はアフリカに戻っている。
5万年前くらいに始まった現代的行動・思考を伴った移動が混血を伴い旧人を吸収させた)。
アメリカにはアラスカに渡った後、2つの氷河の間の回廊ができるまで(一部を除き)移動できなかった。
オセアニアでは、東南アジアから筏みたいなものでサフル大陸(ニューギニア島とオーストラリアが陸続きになったもの)まで行った集団と、その後台湾付近からフィリピンなどを経てメラネシアよりもっと遠くのポリネシア・ミクロネシアに行った(マダガスカルも)集団(こっちはアウトリガーカヌーなど)の2種がいる、など。
交流と混血と心理的影響などの知見を多く取り入れている。
(2013 03/24)