「パースの城」 ブラウリオ・アレナス
平田渡 訳 文学の冒険 国書刊行会
一昨日からアレナスの「パースの城」読んでいる。定型通りのゴシック小説または騎士道小説に、これまたシュルレアリスムにはお馴染みの夢という主題と分裂した自己という主題…でも、その中で作者アレナスの語りはなんかそれら全てのものから覚めている…という気が読んでいるとしてくる。
(2009 11/21)
「パースの城」は昨日ひさびさに再開。物語の傍観者になるか、物語に引き込まれるか、が話題になっていた。
傍観者だと1年が長く、引き込まれると短く感じるのだろう。主人公の冒頭の立ち位置が傍観者的だったのに対し、夢に引き込まれそうになると展開が早くなる。そのくせ?夢から覚めようと主人公はいろいろ試みている… 今日はそんなところで…
(2009 11/28)
昨日、結局アレナスの「パースの城」を読み終えた。最近では割と地道に毎日コツコツあるいはチビチビ読んでいた(2日間はブランクもありましたが)のだが、やはり最終局面になるとサーッと読んでしまう。そういうところこそゆっくり読むべきなのかもしれないのだけれど、未読本もたんまりあるので…
(2009 11/29)