小森はるか、瀬尾夏美『二重のまち/交代地のうたを編む』を見ました。
(Facebookに書いた日記をやや加筆修正して転載)
いわゆる、「ワークショップ映画」と言えるこの作品では、ワークショップ参加者が震災の被災地に赴き、おもに親しい人を亡くした生存者の話を聞く。その生者の語りはほとんど直接映されることはなく、死者ー生者という二者関係に、外部から来た「第三者」として介入することとなるワークショップ参加者によって語り直される。 ワークショップ参加者は、自身の言葉で語れば語るほど残された生者があのとき語ってくれた言葉からは離れていくような気がす