AIの時代に外国語を学ぶ意味とは?
AIが会話の同時通訳をしてくれたり、画像に書いてある文字を認識して翻訳してくれたりする時代に英語を学ぶ意味はあるのだろうか?
私は現在、英語を学習中なのだが時々今やっている英語学習は将来無駄になるのではないかと感じることがあるので、英語学習の意味について考えてみたいと思う。
文化の理解
まず、1つ目は文化の理解についてだがその言語で読んでみないと本当のニュアンスや雰囲気がわからないことは多々あると思う。
私が学習をしてこれが顕著だと感じるのは日本のドラマや漫画、アニメを見た時だ。
人との繋がりとスピード感
同時通訳が発達したとしてもまだ実際のビジネスやスポーツのスピード感にはついてこれていないと思う。
私たちは日々仕事をしているが、仕事における大きな制約の一つは時間だ。
みんなさっさと会議を終わらして自分の仕事を終わらせて早く帰りたいと思っている。
そんな状況で、のんびりと同時通訳をしていると単純に相互に翻訳して1往復のコミュニケーションを取るまでの過程は2倍になる。
そんな悠長なことをしていたら一緒に仕事してくれなくなるので、仕事相手の貴重な人生の時間を無駄にしないためにも、業務後の時間を使って自己研鑽で英語力を磨き、自分の力でスピーディなコミュニケーションを取れるようになることが必要だと思う。
多くの日本人が海外のスポーツのプロリーグで活躍するようになってきているが、当然スポーツのフィールドにはスマホは持ち込むことができないし、同時通訳でコミュニケーションを暢気にとっていたら勝負に負けてしまう。
知的活動・人間の可能性
英語学習自体が人の認知機能を高め認知症の予防等の効果があると思う。
人は体の健康のために運動習慣を作って、毎週のようにジムに通おうとするが、体と同じように脳も知的活動習慣を作って毎週、学習や思考を通して、脳を活性化させることが必要だと考えられる。
英語を学習することの価値は以前と比較して低下しているのかもしれないが、スピード感やAIが入り込めないような場所での活動、純粋な知的トレーニングとしての語学学習は必要だと考えた。