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時々思い出す【あの時の、あの人の、あの言葉】

こんにちは。
フミです🍇

なぜだか分からないけど覚えている、
以前、誰かから聞いた話や言葉ってありませんか。
ふとした時に思い出すような。
いくつかあるので、書き出そうと思います。


ハルコちゃんのママ

小学校の時に、近所に引っ越してきた、
一つ年下の、ハルコちゃんという女の子。
私の入っていたバレーボールクラブに入り、
性格も明るく素直な子なのが印象的でした。

そのハルコちゃんのママがまた面白くて。
あっはっは、と、なんでも笑ってくれるような人。
小学生相手にも、友達のように話してくれました。
若いママだったこともあり、
なんだか女子高生のお姉ちゃんみたいな感じ。

その、ハルコちゃんのママが話してた、
ある話がどうしても忘れられないのです。

「もう2年くらい、ワンデーのコンタクトを
 寝る時もつけっぱなしで過ごしてるんだけど、
 な〜んにも問題ないんだよね!」

普通の大人がそんなことをしているの?
1日用のコンタクトレンズを2年も外さず
つけっぱなしにしていていいの?
あの衝撃、いまだにふと思い出します。

あの、かわいい家族、
元気にしてるかな〜


ディオールの店員さん

わたしは、アイシャドウのパレットは
いつもただ一つしか持っていなくて、
それも同じものを4回連続買っています。

日本を出る前に、予備を1つ買っておこうと、
都内のDIORに立ち寄った時のこと。
買うついでに、一つ質問をしたのです。

「色が好きでリピートしているけれど、
 一番濃い色が上手く使えないんです。
 どう使うのがおすすめですか。」

「濃い色って、ケバくなっちゃいますよね。
 わたしは眉毛に使ってますよ!」

なるほど!
眉毛にだったら確かに良さそう。
でも、眉毛書けそうなブラシを持っていない。
おすすめのブラシを尋ねると…

「ぶっちゃけ、M•A•Cのブラシが一番いいです」

小声で、近くの他のお店を指差すのです。
正直さに、心が惹かれました。

ブラシ1本分、営業成績が上げられるかもしれない。
でも、それと引き換えに確実に、
わたしの満足度は爆上がりしました。
結局、予定外のリップも買ってお礼を言い、
近くのM•A•Cでブラシを買って帰りました。


大学の頃の教授

わたしは八王子にある多摩美術大学の
グラフィックデザイン学科を出たのですが、
特にお世話になった教授がいます。

某化粧品会社のデザインを長年されていて、
普段の着こなしが、いつもしゃれている。
同系色で合わせたニットとスカーフなど、
嫌味のない絶妙なおしゃれが似合っていました。
女子大生に本気で「素敵」と囁かれていた70代を
わたしは他に知りません。

紳士で、穏やかで、知的で、スマート。
講義の隙間のこばなしにワクワクさせられる。
フランスで働いていた時のこと、
あの広告が生まれたストーリー…。

非の打ち所がないようなこの教授は、
聞けば昔は「鬼」と呼ばれていたらしい。

「机にミッキーマウスの絵を置き、
 穏やかでいられるようにしていました。」

信じられなかったんですよね、
鬼と呼ばれ、恐れられている姿が。
そして、それをなんとかしようと、
ミッキーマウスの絵に頼る教授なんて
あまりにも想像とかけ離れていました。

完璧に見えるこの教授は、
ふとした時に彼のこういった人間味を伝え、
ちょっとだけ降りてきてくれる。
コミュニケーションの天才でもあるんだなあ
そんなことを度々思い出します。


アルバイトのお姉さま

東京のとある食品会社に勤めていたわたしは、
新卒すぐの頃は、店舗での研修がありました。

大学を出て2年ほどの無知な23歳が、
2〜3歳しか歳が離れていない学生や、
何十歳も年上の主婦、フリーターのお兄さんを、
正社員だからという理由でまとめていくのです。

有楽町にある店舗で働いていた2年目は、
本当に仲間が好きで、毎日が楽しくて、
思い出がたくさんあります。

中でも仲良しの40代の主婦・えぐちゃんは、
かつてはバリバリ働いてきた、姉御的存在。
子どもだ、未熟だ、と思わせるところも
わたしには必ずたくさんあったと思うのに、
円滑に回すための理解があったのでしょう、
どんなお願いも、嫌な顔ひとつしないで
なんでも力になってくれました。

ある時、とあるアルバイトの年配従業員に、
どうやってサボらないで働いてもらえるか、
という悩みを持っていた時のこと。
えぐちゃんがニコニコしながら言ったのです。

「特に30歳を超えた人は変えられない、
 と思ったほうがいいね。」

今では、年齢関係なく、基本的に、
人を変えるのは難しいと思っていますが、
「変わるのは自分の方」という概念は
彼女からいただきました。

と同時に、30歳を超えても
変われる人でいたいなあと思い始めたのも、
この一言でした。

結局、おかげで、その年配従業員に対しては、
褒めまくるという新しい手段に出て、
信頼関係を築けたのがとても嬉しかったです。


惹きつけ力がスゴイ社長

以前も書いたことがあるのですが、

「普通は」「絶対に」
という言葉を使うのはできるだけ避けている

という、前職の社長の言葉は、
普段ふとした時にも、度々思い出します。

彼は本当に人間として魅力溢れる人で、
わたしが退社する前にも、耳を貸そうと、
多忙な中、飲みに連れて行ってくれたことも。

普通はみんなこうするから。
絶対にしたほうがいい。

つい使ってしまいがちだけど、
一般論や極端な言い回しを極力使わない、
ということを心がけるきっかけになりました。


ほかにも、母がたまに話す詩のフレーズや、
昔友人に注意されたこと…
ふと思い出す言葉があります。

格言のようなものに惹かれることもあるけど、
なんてことない言葉が頭に貼り付いてたりするのは
なんとも不思議だなあと思います。

みなさんはなにか覚えてるフレーズなどありますか?
あったらぜひ教えてください🍀

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