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高千穂夜神楽を見にいきました(^^)/

きっかけは興梠君の地元

高千穂の夜神楽を見に行くことになった(2024.1107‐08)のは、偶然ではなく、ちょっとしたご縁があったからです。弊社有限会社三邦コーポレーションのスタッフである興梠君が、実は高千穂出身で、地元の夜神楽に舞い手として奉仕しているという話を聞いたからです。普段からその情熱をよく聞いていて、ずっと「いつか見てみたいな」と思っていたんです。

これは夜の時間帯。気温は1℃でした。

興梠君が舞い手として活躍している高千穂夜神楽は、ただの伝統行事ではなく、地域の人々との深いつながりが感じられる特別なもの。彼から何度もその魅力を聞いていたので、いつか現地でその舞を見て、その雰囲気を肌で感じたいと思っていました。

演目が終了するごとにお面が奉納されているようでした。

予約したゲストハウス「静穂」

実際に訪れることになったのは、冬の初め。旅行を計画する中で、偶然にも「ゲストハウス静穂」という宿を彼が紹介してくれ、予約をしてくれたんです。なんと、驚くべきことに一泊3600円という安さで宿泊できることがわかり、思わず飛びついてしまいました。ゲストハウスの名前からも、なんとなく「静かな、穏やかな時間が過ごせそうだな」と感じたのです。

これで、長らく温めていた「高千穂夜神楽」の見学計画が現実のものとなりました。夕方到着、翌朝出発という強行軍な旅行でしたが、神楽の文化や地域の雰囲気を楽しむことができました。

高千穂の夜神楽、別格の魅力

高千穂に到着して、まず感じたのは「夜神楽」という行事が他の地域のものとは一線を画しているということでした。神楽自体、各地で行われている伝統行事ではありますが、高千穂のそれは、特に地域の神社に奉納されるという強い意味を持つものです。

そして、何よりもその神楽が持つ独特の雰囲気に圧倒されました。舞い手たちを囲む形で観客が集い、その一つ一つの舞が神々に捧げられ、祈りが込められていることがひしひしと伝わってきます。それが、ただの「祭り」や「行事」ではなく、地域の人々と神々との深い絆を感じさせるものだと実感しました。

これはアメノウズメノ巫女なのです。柔和なお面
迫力ある鬼の面
有名な天岩戸ひらきの直前…。
地固めの演目。演目はなんと33演目もある!

地元の人々の熱気と参加

また、夜神楽を見ていて驚いたのは、地元の人々がどれほど積極的に参加しているかということでした。特に印象的だったのは、幼児や小学生など、若い世代もこの神事に参加していることです。
神楽の舞台は、年齢を問わず地域全体で共有するもので、誰もがその一部であることを感じさせるものでした。

観客として参加する若者たちにとって、それは単なる「伝統行事」の一環ではなく、地域の絆を深め、次世代に引き継がれるべき大切な文化の一部だと感じているのでしょう。地域の連帯感や絆がそこには確かに存在し、見ているこちらもその一員になったような気分になりました。

こんな雰囲気で皆さんと時間と空間を共有します。

神楽の音色、まるで日本のロック

夜神楽の魅力のひとつは、その音色にあります。神楽を奏でる楽器は、神々に捧げるための神聖なものですが、その音は非常に力強く、時にロックバンドの演奏のようなエネルギーを感じさせます。腹に響いてくるのです。
太鼓の音、笛の音、そして鈴の音が響き渡り、夜空の下で一つの大きな音楽が生まれているようでした。

その音に合わせて舞う舞い手たちは、まるで神々と一体となって踊っているかのように見えました。音楽が身体と心を揺さぶり、その音に包まれることで、神楽の持つエネルギーが私の中にも流れ込んでくるような感覚を覚えました。この音色は、まさに「日本のロック」と言えるような力強さを持ち、神楽の舞とともにその神聖な力を感じることができました。

天地一貫の命を感じる時間

夜神楽を観賞していると、まるで時間と空間が一体化したかのような感覚に包まれました。舞台は、まさに「天地一貫」の世界。自然の中で神々に捧げられた舞が行われ、神楽の音色と舞が一つになって、何千年もの歴史を感じさせる瞬間を目の当たりにしました。

この瞬間、私たちが生きる世界と神々が共鳴し、全てが一つにつながっているという感覚が強く湧いてきました。それは言葉では説明しきれない感覚で、まさに神と人との深い絆を感じる時間でした。自然の中で行われるこの神事が、ただの儀式ではなく、深い意味とともに生きていることを実感した瞬間でした。

夜通し行われた神楽もクライマックスです。
異ココロは祓われたかな??

神楽は神事であり、神遊び

配布された資料によると、高千穂の夜神楽は、ただの宗教的儀式ではなく、神々と人々が共に楽しむ「神遊び」であるそうです。神々に奉納するための神事ではあるのですが、舞い手たちの表情や動きからは、神々と一緒に遊んでいるかのような楽しさが伝わってきました。

神楽の舞台に立つ舞い手たちの表情には、まるで神々との対話の中で楽しさと誇りを感じているような、そうした「遊び心」が見え隠れしていました。神聖さと同時に、どこか温かく、親しみを感じるこの神楽のスタイルこそが、高千穂の夜神楽の魅力の一つだと思います。

ありがたい一泊二日の体験

こうして迎えた一泊二日の高千穂の旅は、私にとって非常に貴重な体験となりました。神楽を通じて地域の文化や人々のつながりを深く感じることができ、心が豊かになったような気がします。興梠君の話に聞いていた以上に、神楽が地域の人々にとってどれほど大切なものかがよくわかりました。

もし、皆さんも機会があれば、ぜひ一度高千穂の夜神楽を観賞してみてください。(私は、すっかり虜になったので来年も参加しますw)
その神聖でありながらも温かく親しみのある空気に触れ、地域の絆とともに、心に残る素晴らしい体験ができることでしょう。

興梠くんと一緒に!お誘いありがとうございます(^^)/

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