ふみ

3歳と1歳の兄妹はるとつくし(仮)の母です。あれよあれよと育っていくので、思い出を描き…

ふみ

3歳と1歳の兄妹はるとつくし(仮)の母です。あれよあれよと育っていくので、思い出を描きとめておきたいと思います。

最近の記事

新生児の寝息と海苔の佃煮

 はるのお産は夜中の1時に陣痛が始まり、朝の6時には産声を聞いていました。昼間踊ったソーラン節が余程効いたとみえます。  折しもコロナの最中、立ち合いも面会もなく、産み終えてみれば手負の獣状態で何ができるわけでもありません。ごろごろと寝転んで、たまに窓の外の桜並木を眺めて、あとは赤ん坊の静かな寝息を聴いていました。  はるを産んだのは実家から歩いて3分の国立病院で、近さと安さと、大病院だから何かあっても安心、という理由で決めました。サービスは期待していませんでしたが、助産師さ

    • 人知れず結果にコミットするつく氏

       気温がストンと下がったある晩のこと。夏中着せていた寝間着がわりの薄手の甚平が寒そうだったので、数か月ぶりにスリーパーを着せてみて、ハッとしました。もう赤ちゃんじゃない…。  比較に手頃な新生児期の寝姿と併せて、早速記事にしようと書き出したところで、ふと手が止まります。何も書くことがない。もう一緒に暮らして1年が経つのに、つくしに関する記憶がほとんどない…。  いや、無いはずはない。無いはずはないのですが、常日頃はるにばかり手を焼いて、つくしは大抵いつも機嫌よくニコニコと転が

      • ごちゅういとなんだろうとA

         はるは数・言語・文字といったものに余程惹かれるたちのようです。  1歳の間、ロックオンした絵本を親がノイローゼになりそうなほど繰り返し読んでもらいたがったことから始まって、私の高校時代のレタリングの教科書を舐め回すように愛読し、夫も私も、水ペンのお絵かきシート「スイスイおえかき」や100均の丸シールにひたすらひたすら文字を書かされました。近所の森に散歩に行けば、足元のどんぐり…ではなく、小さな立て看板の下の方にある電話番号を読み上げ、上野の恐竜展に連れて行けば、恐竜そっちの

        • 妹の生まれた日

           「アタイをここから出せー!にいにと〇〇、するんだ!」とは、つくしがお腹にいた頃はるとやっていたアテレコ遊びで、〇〇は日常のことや、はるの好きなこと全部…「おふろ入るんだ」「パンパン食べるんだ」「すうじするんだ」(数字が大好きなので)など、何でもいいのです。胎動の度に、わざと声を高くして言いあっていました。はるも、自分と遊びたがっている小さい子のイメージを楽しんでいるようでした。  そして生まれた物体X。遊び相手どころか、ただ寝ているだけの小動物。  第二子誕生は、親にとって

        新生児の寝息と海苔の佃煮

          懐かしのチョロ毛時代

           はるの髪のはじめクルクルと巻いていたのを、夫と私はチョロ毛と呼んで喜んでいたのですが、いつの間にやら直毛になってしまいました。  クマのぬいぐるみのようで可愛かったのに…といった情緒的な問題はさておき、巻いていた時は適当に切ってもまとまってくれていた毛先が、直毛になるとガタガタに目立ち、髪を切るのが格段に難しくなりました…。

          懐かしのチョロ毛時代

          妖怪鼻舐めと妖怪腹吸い

           「そこに鼻があるから」と言わんばかりに、抱き上げると鼻を舐めてくる時期がはるにもつくしにもありました。妖怪鼻舐め期。  また、はるは1歳の誕生日を境に卒乳した後、1年半以上私のお腹を吸っていました。こちらは妖怪腹吸い…。  「子どもは天使」「子どもは怪獣」などと言われますが、私の実感では抜群に妖怪に近いように思います。

          妖怪鼻舐めと妖怪腹吸い

          子どもと言葉の覚え書

          気がつけば、二児の母。なんでこうなったんだっけ。 気がつけば、長男は幼稚園。長女は一歳。あれ、いつの間に? 過去の写真を見ていくと、確かにあったその瞬間を、昨日のことのように思い出すのに、時の流れのあまりの速さに、目の眩む思いがします。 撮りっぱなしも勿体ないので、せっかくだから描くことにしました。 それから、子どもと楽しむために訳した絵本や、ナーサリーライム。 子どもに作ったもの。 ゆくゆくは、子育てをしながら感じたこと・考えたことなども、文章にして載せていけた

          子どもと言葉の覚え書