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推し活に救われる

私には好きなこと(推しなど)がたくさんあって、それこそ読みたい本や雑誌も、見たいテレビや映画も舞台も配信やYouTubeも、聞きたいラジオやポッドキャストも、行きたい店や場所もある。
本当に時間が足りない。
お金も足りない…。

最近は、大学生の娘からいろいろな情報を教えてもらうので、どんどん欲求が増えてしまうのに、自分の時間が足りない…。
体力がないので、睡眠は削れないし。

と、思うようになったのは、ごく最近。
9月に10日ほど休んだことがやはり影響してるのかな。
やはり休むと、エンタメを見たり読んだりする余裕ができるのか。

年齢的なこともあり、自分についてようやく考えられるようになったのに、空っぽの自分に気づいて焦っているところもある。
何がしたいのか?
何が自分にできるのか?
家のことも仕事のことも全部中途半端だ。

無名でいいんだけど、その他大勢でいいんだけど、自分の中でだけでも「ここはやりきった」と胸を張って言えることがまだないと、思っている。

もちろん、以前より推し活などはしていたし(昔からいわゆるオタク体質)、やりたいこと、方向性は見えていたし、実現してきたと思うけれど、やりきっていなかった。おそらく。

30代は子どもが小さく物理的に手がかかり、子どもの長期入院などもあって、とにかくしんどかった。
仕事は時短していたけれど、しんどくて、今思えば、心がしんどかったのだろう。
自分の心の受けとめ方がわからなかったし、何もかもうまくやろうとしていた。
薬で抑えてでも、働くのが当たり前だと思っていた。
時代の流れもあるだろう。
とにかく、子供優先、次仕事。

とはいえ、推し活はちゃんとしていて、その頃は宝塚に助けてもらった!!

というのも、自分がつらかった時期に、たまたま宝塚のトップスターに運良く会える仕事があり、一気に夢中になった!

その後は本当によく見に行ったし、あの頃、私に宝塚がなければ、さまざまなことを乗り越えられなかったと思う。
(ちなみに好きだったのは、月組の霧矢大夢さん)

私がいちばん長く推しているのは、チェッカーズ、藤井フミヤさん
高一で初めてライブに行ってから、ずーっと好きで、途中新しい推しが入ったり出たりしたけれど、不動の一位。別格。

仕事で会えそうで結局会えていないが、もう会わなくていい。
というか、会わないようにしている。

節目節目で、フミヤさんには助けてもらっている。
それは私の中では言うまでもないぐらい身近な存在(恐れ多いけれど、一方的に身近に思っているだけ)。
ライブは定期的に今でも行くし、中高生の頃からのファン友達もいる。

15年ほど前から、ライブや舞台の観客席に長時間じっとしているのが苦手系の発作が出そうになることがあるのだが、なんとか共存しながら楽しんでいる。

子どもの病気との付き合い方を学びつつ迎えた40代は、母の病気と直面することに。

突然のくも膜下出血、その後回復するも、今度は脳梗塞で半身麻痺の母、まだ小学生の子ども二人との暮らし。仕事、中学受験、母と夫の不仲…。

育児休暇中にのんびり見ていたドラマ「渡る世間は鬼ばかり」のごとく、いろいろなことがあった。

推し活もしていたけれど、40代前半の記憶がおぼろげだ。
仕事の忙しさに紛らわせて過ごしていたところもある。

家族の病院の付き添い、入退院、救急車にご縁がありすぎた。
よく病院に行った。
病院は超苦手なのに。
「何とか手当」の申請もたくさんした。
心を瞬間的に無にするのが得意になった。


世の中の流れに乗って、星野源さんが好きになった。
「SUN」あたりから。
そして、くも膜下出血の経験者であることやエッセイも好きだったから、余計に親近感が湧いたのかもしれない。
その後のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」
何度も見たし、今でもたまに見ている。
それから、ドームの舞台で自由に動き、寝そべる源さんに衝撃を受ける。

その後、コロナ禍に突入。持病がある子どもと受験生と同居していたので、本当に神経質になっていた。

その頃から、ラジオやポッドキャストに夢中になった。
ジェーン・スーさんにハマったのもその頃からだ。

ちなみに、学生時代はラジオをよく聴いていた。
伊集院光さんや赤坂泰彦さんなど。
もちろんフミヤさんのオールナイトニッポンとか。

社会人になってから、しばらく聴いていなかったが、コロナ禍の人恋しさで、ラジオからの声やオンタイムの情報は、とても心強かった。

その他、コロナ禍に娘に教えてもらったSixTONESと韓国のSEVENTEENにハマる。
YouTubeのすごさに驚く。
オールナイトニッポンもその頃からまた、よく聴くようになる。

SEVENTEENのメンバー13人の顔と名前も覚えた!
髪の色を変えても、もう絶対に間違えることはない。

息子ほどの年齢の男の子達を応援するのは、冷静に考えたら不思議な感覚だが、推し活の楽しさを存分に味わわせてもらった。

ドームライブで、ハイレベルなエンタメを見せてもらい、しばらく心が現実に戻って来られなくなった。

コロナ禍のラジオ生活の流れで、SixTONESのオールナイトニッポンから続く、オードリーのオールナイトニッポンを自然に聞くようになった。

なぜか毎週、オードリーのオールナイトニッポンの方を楽しみにしている自分がいた。
自分と同世代のトークもよかったのかな。

そして、SixTONENSの森本慎太郎さんが出ていたので見始めたドラマ「だが、情熱はある」で、オードリーの若林正恭さんにハマってしまった。

若林さんの偏頭痛持ちというのも、「みんな死んじゃえの目」も、雑誌の撮影で素直に干支の虎の被り物を被れない所も親近感しかなかった。

そして、共にカウントダウンしながら盛り上がった、今年の2月の「オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム」

一昨年、昨年は、自分の仕事が忙しすぎて、でも仕事量を減らせず、いろいろ動いたが改善せず、もはや何をどうすべきかがわからなくなった。
そんなときの大きな心の支えが、オードリーのラジオだった。

日曜日にまとめて料理をするのだが、体力的につらかったり、翌日からの仕事を憂鬱に感じていたりしても、オードリーのラジオをradikoで聴きながら、乗り越えられた。
というか、今もそうだ。

オタク気質の自分は、職業柄の所もあり、好きになったものや関心を持ったものは、とことん調べつくす。関連書籍やWEB記事を読んだり映像を見たり。それをオードリーでも実践していたところ、佐藤満春(サトミツ)さんに辿り着く。
もちろん、オードリーのラジオの会話の中で、ものすごく名前が出てくるので、否応なく存在を知ることになるのだが。

そして先日、サトミツさんの新刊が出てすぐに読了し、感想は以前の記事にまとめた通りだ。

それから先週の土曜、
SixTONESのオールナイトニッポン→オードリーのオールナイトニッポン→佐藤満春のオールナイトニッポン
という、究極のプログラムが!

さらに、推しの松村北斗くんが、サトミツさんを尊敬していて、粋なプレゼントを渡すといった交流があったという!

それは私にとって嬉しい誤算(?)のような出来事。
推し同士がつながっている。しかも全く別ジャンルの方たちが。

厳密に言えば、星野源さんと若林さんもつながっているし、サトミツさんと源さんもつながっていて、ワオ! と思っていたのだが。

長くなってしまい、「人の夢の話を聞くほど退屈なことはない」と言われてしまいそうな、その典型の内容になってしまったが、私の人生は、推し活によって成り立っていると言っても過言ではない。

ここに書ききれていない推しもまだまだ実はたくさんある。
ドラマ業界、音楽業界、アイドル業界含めて。
過去にはハリウッドスターにファンレターだって送ったし。

それはまた、別の機会に!
あー、書いてる時間も幸せだった!