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自治会やPTAなどの団体は時代に合わない⁈地域の団体の本質と役割を考えよう

ローカルガバナンスとは


私が「まちづくり」について勉強しようと思った時に一番最初に手に取った本が「はじめてのまちづくり学」というこれからの人にピッタリの本だったのですが、その中で気になったトピックの1つがローカルガバナンスです。

本の中にはローカルガバナンスについて様々な団体や主体を持った住民が協働していくこと。と書かれていて私のやりたいことがここに書かれている!と思いました。

NPO、婦人会、自治会、消防団、協力してくれる地元企業などの緩やかで主体的な構成員の参加とネットワークで地域を守るというものです。

婦人会や自治会など昔からあるネットワークは名前だけで「煩わしいもの」と拒否反応を起こす方もいるかもしれませんが、地域にとって必要だから形成された組織なのは間違いありません。

時代と共に必要とされる場面や重要性は変わってきたように思いますが、時代に合わない、必要無いと切り捨ててよいものなのでしょうか。むしろ時代に合わせて変化させていくことによって住民の暮らしやすさや地域への愛着への土台となるポテンシャルをまだ持っていると私は思います。

そもそも自治会とは?


私の子供の頃の自治会のイメージといえばドブさらいなのですが…皆さんはどうでしょう?地域や年代によっても全然イメージが違うと思うのですが、元々はその地域で生活しやすくするために公共の場を清掃したり地域の子供のためにお祭りをしたりというためのものです。

閉鎖的な地域だと入る入らないでトラブルが起こるだとか、自治会が権力者のように振る舞う、お金がかかるなど実際の経験やメディアの情報で良くないイメージを持っている人もいるのではないかと思います。

非効率な部分や慣習というだけの無駄や不透明な部分がある可能性は否定できないですが、ではその部分がクリアになったらどうでしょう?

みんなが通る道路や用水路の掃除をしてくれて、地域に必要な情報を共有してくれて(回覧板)、子供のためにお祭りを開催してくれる。めちゃくちゃいい組織じゃないですか?

公民館やコミュニティセンターをフル活用すれば遊びや学びの場と並行して地域の災害に備える拠点にもなるでしょうし、以前からあるもの=古臭くて今は必要の無いものではないと思います。

メリット・デメリットを聞く機会が欲しい

これだけ自治会について熱く語った私ですが、自治会に加入していません。何故かと言うと、

  • 加入の仕方がわからない

  • 加入のメリット・デメリットもわからない

  • 友達も知り合いもあまりいない

  • 自分から積極的に知らない人に話し掛けられない

半分はいい年なのに人見知りな自分の性格のせいなのですが、まず誰に詳しい話を聞けばいいのかがわからないという問題ですね。

わかったところで急にその方のお宅にピンポンするのはかなりハードルが高いですし、自治会側の方も「今の若い人はあまり興味ないよね…」という前提があってなかなか向こうからは来てくれません。

地域のお祭りなどがちょっとしたチャンスではあると思うのですが、そもそも自分の住んでる地域の自治会の名前がわからないのでどなたに接触すればいいのかわからない…少なくとも私の住んでいる地域には入口がわかりにくいという課題が見えてきます。

課題を解決するシステムを作る


今の子育て世代は自治会に興味が無いというのは思い込みだと思います。確かに今は共働きも多く色々なことに効率化を求めている人は多いように感じますが、集まるのが好きな人は好きだし、自分ができる範囲で地域に貢献できることがあればしますよ。という人もいます。

大きな労力や責任を負わされるのではないかという、わからないものに近寄るのが恐いという気持ちもあると思うので、そこを解消するシステムさえできればよりよい地域への好循環が生まれると思うのです。

私はITに関しても素人なので可能かどうかはわからないのですが、自治会用アプリのようなものがあれば回覧板や清掃の参加・不参加などの集計を効率化できそうですし、公民館やコミュニティセンターをマンションの集会所のように気軽に使えるようになれば自治会に入るメリットとして打ち出すこともできます。

結局何が言いたいかというと、任意の地域団体は古臭く煩わしいだけの存在ではなくまだまだ様々なポテンシャルがある!ということです。

まとめ


長々ととりとめのない文になってしまいましたが、結局入口がわかりにくいという部分を解決するためのアイデアが全然まとまりませんでした。

自治会や婦人会のメリットの1つはオフラインの繋がりでもあると思うので、良さは残しつつ効率化できたら相乗効果で地域が元気になるのでは?と素人の浅知恵で考えています。



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