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褒められたいと思うのは本能じゃないの?

私はいつも疑問に思うことがある。
大人になったらなぜ褒められることが減るのだろうと。
なんせ生きにくいこの世界で生きているだけで褒めてほしいとさえ
私は思うのだが、皆さんはどうだろうか。
子どもの頃は自己肯定感を上げるために褒めることや認める事が
家庭や社会の中で重要になってくるから、周りはきちんと個人に対して
言葉にして向かい合うのに、歳を重ねるとなぜか少しずつ褒められることが減っていき仕舞いには自分の機嫌は自分で取るものだと教えられる。
それは確かに生きていくうえで自分を守るうえで必要なことだろう。
でも私は声を大にして言いたい。
大人になっても褒められたいんだ!と。

私達の中には【当たり前】という思考が根強い。
朝早く起きて家事を済ますこと、会社に行き仕事をすること
子育てをすること。皆当たり前のように享受している生活は誰かの頑張りに
よってできているはずで、いつも絶え間なく受け取れることでそれをいつも忘れそうになる。
私の今の職場には尊敬できる上司が居る。
仕事を上手く回してくれて、全体の動きを把握してフォローし
自分の業務もあるのに気遣いを絶やさない。
決して近寄りがたい雰囲気もなく、きちんと話の聞く姿勢のできる私にとっては素晴らしい上司だ。
それが上司の仕事だろと思う人もいるだろうけどこれが出来ない上司も沢山見てきたし、何より日々色んなことが起きる社会で
いつも同じように振舞おうとするのは努力以外の何物でもないと私は思うのだ。
そういう感じたとき私は褒めずにはいられなかった。
「○○さんは私にとって尊敬できるかっこいい上司です。いつも本当にありがとうございます。」
そう言うとその上司は照れくさそうに謙遜していたが、私は今もその上司の褒められたときの優しく笑う顔がとても印象に残っている。

生きるというのはどんな環境でも基本的には辛いことの方が多い。
それでも顔に出さず感情を押し殺すことが多い大人こそ褒める、褒められるという環境は大切ではなかろうか。
私の一言で少しでも今日という一日がまあ悪くないかと思えるのなら、
少しでも笑ってくれるのなら私はとても嬉しく思う。
だから私はこれから先も誰かを褒め続けたい。



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