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私のキャリアを改革する

「変革」とは物事を変えて新しくすること
「改革」とは基盤を維持しつつ改め変えること

そうか、なるほど。ということは性格や特性のような基盤がありつつ改めようと思っている今の状態は改革期といえるのかもしれない。

今日は長所と短所を10個ずつ書き出してみようという呼びかけに対し、思い浮かんだものを羅列してみた。
出るわ出るわ、まるで自分の澱が湧き出すかのように、みるみる10個以上出てきたので忘れないようにすべて書き留めた。思いがけず長所もたくさん出てきたのは、私にとって新発見だった。
「あら、意外と自分の特徴をつかめているんじゃない」って褒めてあげたくなったところ。短所と長所は裏返しだから、どんな自分がいるか表現できるのなら、自分の存在や考えをわかりやすく言語化し、伝えられるようになるかもしれない。というより、口ごもるのではなく自分の言葉で相手に伝えられるようになりたい。なるんだ。強く願う時は決意表明が大事。

キッチンで後片付けをしていると、テレビで森岡毅さんが授業をおこなっていた。USJのV字回復を成功させた森岡さんのことはどこかで耳にしたのか、何かで記事を読んだのか、記憶のどこかに残っていた。気になる存在として。

予告を見た時、これはムスメに見せたいと思っていたのに、録画し忘れていたのに気づき、慌ててセットする。
高校2年生のムスメ、自分は何がしたいのか、何になりたいのか、中2の時に目標を見失ったままだ。志望校に合格したその後もずっと"将来の何か”が見つからず、進路について聞かれるたびに悶々としている姿を見てきた。

キャリア迷子、自分迷子の母には、心を打つような助言など出来やしない。

毎日部活に打ち込むものの、短距離のレギュラーには選出されなかった。仲の良い友人はみなレギュラーに選ばれ、県大会にも参加している。ムスメは足を捻挫しても練習を続けている。本調子でないときはやめるようにと顧問にも言われているはずなのに。

空回りする時期は苦しい。うまくいかないときには、ドミノ倒しのようにあちこちがバタバタと調子を崩す。おそらく今はそのスパイラルにいる。

痛みを伴う傷を負った人は、相手の悩みを受け止める時に慈愛の目で温かく見守る。希望に満ち溢れた順風満帆な人生なら卑屈になることはないんでしょう。でも、苦しんだ人にしか見えない天使がいるのを母は知っている。

部活も進路もままならない時、誰の言葉に、どんな生き方に共鳴するんだろう。

キャリアに悩む全ての人に向けて行われた熱血授業。森岡さんが話していたのは、自分の特徴を理解すること。

キャリアは定数と変数で考える 自分の努力でコントロールできる変数に焦点を当てる 特徴を理解し伸ばす そのためには環境を選択、または利用する

自分に似通った人をロールモデルにしなければ、苦しむだけ。
特徴とかけ離れたものを目指しても、良さを発揮できないと。

お皿を洗いながら片手間に見てしまった自分を叱り飛ばしたい。いやいや、これはきっともう一度ムスメと見るためのチャンスだと考え直す。

特徴を理解する。ちょうど書き出した長所と短所をもう一度洗い直し、自分の強みを動詞で考えてみよう。

働き方改革っていうと誰かさんを思い出してしまうので、「もしも私のキャリアを改革するなら」って言い換えて。今更なんて思わず、ムスメとともにキャリア形成していったっていいじゃない。私の絶好調の時期かなんて誰も知らないはずだから。

書くンジャーズの今週のテーマは「もしも〇〇を改革するなら」

もしもではなく「私のキャリアを改革する」に変更。


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