熱々のフライパンを手で受け止める
今日は体が強ばり、なかなか起き上がることが出来ない。ストレッチをしても痛みがある。ここ最近の急激な冷えが、エネルギーを消耗しているのは間違いない。起きた時から疲れているのはあまり良い兆候ではないよね。
ムスメは今日から期末テスト開始。受験生だから、今回の期末テストと通知表の成績が、志望校選択を左右する。小さかった子が生きる道の通過点を自分で選択するわけだから、そのサポートとしてできることをしてあげたいと思う。私としては、食事と健康管理には力を注ぎたいけれど、サポート役の私の方が心配されているのだから、申し訳ない限りだと心の中でお詫びしている。
ご飯、野菜スープ、ソーセージ、チーズ、オムレツ
「1群から6群まで全部そろってるじゃん、さすが」
家庭科の試験範囲?朝からお褒めの言葉をいただき光栄です。
朝食を終えて身支度を整えて、制服のポケットに暗記用のガイドブックを差し込んで、毎朝のルーティンのハイタッチを欠かさずに。
今日も相変わらず男前ですなぁ。
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氷のような体を溶かしたくてお風呂に入る。温泉の朝湯みたいに贅沢さを味わうことはできないけれど、少しずつほぐれた体、今日は使い物になるのでしょうか。
洗濯を干し、今日のお昼ごはんの支度をしておこうと思ったのに、めまいとふらつきで立っていられない。残念ながら横になって体を休めるしかなさそう。
諦めて横になると、ピンポンと呼び鈴が鳴る。
「ただいまー」
もう帰ってきたの、早いんじゃない? と思ったら、もうお昼を過ぎていて、全く記憶なく時間が経っていた。
鍵を開けて出迎えると、またふらつく。何かを察したムスメは手早く二人分のパスタを作り、ちゃっちゃと食べる。私の分まで作ってくれてありがとう。夜は何とか頑張ります。
塾の自習室に向かったムスメ、また横になる私。
「ピンポン」デジャブじゃないよね。
夕ご飯は17時過ぎにって言われていたのに、もう17時だ。大急ぎで買っておいたステーキ肉を焼き、ガーリックピラフを作る。何も考えず、手早くできるはずのメニューにしたはずなのに、動かない手は難儀だ。力が抜けて火にかけたフライパンを落としそうになり、思わず右手でキャッチ。どうしてこういう時って咄嗟に手を出してしまって、その手をすぐに離すことが出来ないんだろう。簡単に冷やして、続きを作らないと。こんな日は火を扱ったらいけなかった。オーブンやレンジで完結できるようにストックを考え直そう。
熱々のフライパン、せっかく作ったピラフをまき散らさなくて済んだのは正解。でも手で受け止めたのは失敗。
とりあえず夕食が無事出来上がったことに感謝して、美味しそうに頬張っているムスメの顔を見たらちょっぴり元気になる。「毎日ステーキとガーリックピラフでもいいよ」って、この間は毎日ハンバーグでいいよって言ってなかったっけ。そんな訳にはいきません。ただでさえ食欲モンスターたちのおかげでエンゲル係数だだ上がりなんだから。
貧血、やけど、口内炎。
エネルギーを吸い取られ、失敗だらけで何もできなかった今日の反省日記。こんな日は早く休みます。おやすみなさい。