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#自粛明けにやりたいこと

例え距離があったとしても、会えるって確証があったから何も怖くなかった。

自由が奪われてからというもの、画面を通して互いの顔を見ながら、その先のどこか遠くに行ってしまったあの日を思い出していた。

やっと今日を境に、閉じ込められていた日常から、世界のどこにでも行ける日が戻ってきた。

さあ、まずはどこへ行こう。

その前に、この長い期間、家にいられるようにしてくれた家族に感謝を伝えたい。

ひとりの時間が恋しくなる私にとって、いつも顔を合わせるSTAYHOMEがこんなに楽しいものになるなんて思いもしなかった。

私のこと、分かってくれないなんてあきらめたようにすねていたのを謝りたい。

おかげですっかり元気になりました。大事な家族、ふたりのことが大好きです。


◆◆◆


では、空港に向かおう。

もちろん機内で押さえるのは左の窓側の席。もちろん富士山を見るため。私にとって富士山はふるさとの象徴。幼い頃から毎日見守ってくれた富士山を一目でも早く見たいから。眠気と闘いながら窓の外を眺める。

実家から見る前に、泣く前に勇壮な姿を見られてよかった。


まず最初に向かうのは実家。父と母に元気になった姿を見せる。いびつな愛と行き違いからぎくしゃくしてしまった関係。私が会って謝りたいから。

懐かしいほうとうをリクエストしてあるから、たっぷりとふるさとの味を楽しむんだ。他愛のない話をして、くすくす笑ったらお墓参りに行こう。元気であることを報告して、今日を迎えられたことに感謝して。

次は画面上から何度も助けてくれたお友達にお礼を伝えに行こう。

もう大丈夫って笑顔を見せる。長いこと会えなかった友達にも、画面じゃなくて直接会える幸せをかみしめて。

ハグして、喜びとお礼をいっぱい伝えよう。


◆◆◆

次は、いつか会いましょうねと交わした約束。noteで知り合った仲間たち。ことばでつながり、励まされ、勇気をもらい、心を通わせた仲間と、同じ場所で温度、熱量を感じたい。少し勇気を出して遠出したらすぐに会えると思っていたのに、そんなに簡単じゃなくなってしまった。これからは、会いたい人には躊躇せず会いに行くって決めた。

日本一周しながらあなたの住む街を訪れるよ。

◆◆◆


いつか会えるだろうから。

そう思っていたら、会えなくなってしまう。

会いたい人に自分から会いに行く。


それが自粛明けにやりたいこと。


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