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卒業から一年 【何年に一度】
書くンジャーズ日曜日担当のふむふむです。
今回のテーマは、珍しくとても悩んでしまった。
何年に一度というくくりが私の中に落とし込まれていないというか、私自身、あまり年や日付に重きを置いて暮らしていないことが見えてきた。
女性には多く見られる記念日や年齢の節目にもあまりこだわりがなく、よく言えば年齢不詳で、悪く言えばのんべんだらりとこの年まで生きてしまったという感が否めない。
先日もハイブランドのお店を眺めていた際、どうやら年齢をかなり若く見られたようで実年齢とはかけ離れた商品ばかり勧められた。
大人としての重みが私からはにじみ出ていないらしい。
一体いくつに見られていたのやら、思わず苦笑いしてしまった。
***
そんな訳で、何年に一度はムスメのライフイベントについて書くことにした。
ムスメはちょうど去年小学校を卒業し、地元中学に入学した。
このムスメはイベントごとに弱く、楽しみにしていた遠足や見学の前日になると熱を出すことが多かった。
そのため、家族での一大イベントとなるディズニーランドなどの旅行はぎりぎりまで本人に知らせず、準備だけ着々と進め、当日いきなり訪問するという親の苦労もあった。
年を重ねるにつれ熱も出さなくなっていたため、そんな苦労はすっかり忘れかけていたのだが、中学入学と共に部活に入部し、塾通いもあり、習い事もやめていないという多忙な生活に変化し、また体調のバランスをとるのが大変になってしまったようだ。
正直言って親からしても忙しそうなのは見て分かる。それでもやりたいこともあり、TikTokなどの動画も見て気分転換したいらしい。
最近睡眠時間を削ってまで動画を見ているのは気になっていた。
久々に友人と卓球やボウリングに行くと日曜日に遊ぶ計画を立てていた。本当なら、今日の今頃帰宅する予定だった。
それが、金曜日、塾から帰ると顔が赤く目がトロンとしている。おまけに普段なら大食いのムスメが2度目の夕食をいらないと言ってきた。
これは、高熱の前触れ、母の勘はこんな時にはよく当たる。
とにかく悪化させないために、一刻も早く寝かせないと。
熱を測ると本人が怪しむので、日曜に向けて疲れを取りなさいと伝える。
翌朝、案の定起きてこない。これはダウンか。おでこに触れるとかなり熱い。二度目のインフルエンザだったら大変なことになる。
私はある程度の時間になってから、仕事のキャンセル依頼の連絡を取る。
この冬はムスメ急病のキャンセルが多く申し訳ないのと同時に、ああ、また何かでこの分を取り返さないとならないといろいろな感情が入り混じり、あまり私の精神衛生的にもよろしくない。ムスメの健康状態だけを心配していられたらどれだけ気が楽か。かといってそんなことを言っても始まらない。
病院には事前連絡をしておいたため、到着すると別室に通される。先生も、先日のインフルエンザから日も浅く、何とも言い難いがこの年で高熱が出るのは稀なことだとして、インフルエンザと血液検査のダブルでやってみることになった。
検査結果が出るまで不安がよぎる。これでインフルエンザなら発熱中はもちろん目が離せない。また出席停止期間は自宅待機だ。
ぐるんぐるんと頭の中を駆け巡る心配事。
そうこうしているうちに看護師さんから呼ばれ、診察室に通される。
「炎症反応が高いだけで、インフルエンザは陰性。恐らく風邪をこじらせたんでしょうね。この土日はお家でゆっくり安静にしていたら大丈夫」
思わず安堵のホッとした声が漏れる。
その瞬間、また浮かんだのはイベントの中止。
薬局で薬を受け取り、家路につく途中、「ねえ、やっぱり行っちゃダメかな」と娘が遠慮がちに言う。
「安静にしていなさいって言われたからね」と先生の言葉を繰り返す。
本人も分かっているけれど、確認したかったんだろう。
***
今はまだ中学一年生、休んでしまっても振り替える事ができる。お友達とのイベントも次の機会があるだろう。
ただ、自分で人生を決める何年かに一度の岐路がもうすぐやってくる。
それまでに体調の整え方や時間の上手な使い方を考えていかなければならない。
イベントに弱いと言ってしまえばそれまでだが、それが人生を左右することになってしまったら・・・
自分を律して生活することの大切さ、どのように伝えていこうか。
虚弱体質の私ではあまり信ぴょう性がなく、説得力がないだろうか。
まずは私ももっと体力をつけ、体調の変化により敏感になる必要がある。
そしてムスメ自身にも、自分でできる体調管理の大切さを分かってほしい。
まずはあと2年でやってくる人生の岐路を後悔なく迎えられるように
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