桜で家族写真を考えてる人に伝えたい、撮影スポットの選び方
この記事を書いているのは1月。第一繁忙期である桜のシーズンが近づいています。暖かくなってきて、行事もたくさんあって、さらに花が咲いて街全体が明るい雰囲気になりますよね!
ただ、桜が咲くと人が多くなるので、桜だけ撮るのはできても人と一緒に写そうと思うと他の人まで写っちゃってなかなか難しいもの。
もしもカメラマンに頼んでいる人がいたり、子どもの記念に自分で撮りたいなと思ってる方がいたら、知ってて欲しいのが場所選び。
特に桜がたくさん咲いている名所だからっていう理由だけで選ぶと、超大変な思いをすることがあります。
今回は、桜と人物を一緒に撮るために重要視している撮影スポットの選び方と、ちょっとした撮影のコツをお伝えします。
場所の選び方
桜の木の背が低い
人と桜を一緒に撮影したいとき、背が低めの木を探してほしいです。
背が高いと人と桜の花の距離が遠くなるため、人物が小さく写りがち。
特にお子さん一人で撮る場合なんかは、その差がより際立ちますね。
背景も大きく写るので、他の人も一緒に写りやすいです。
(写真にNGとか無いと思ってるので、こういうのもたくさん撮って欲しい)
桜に囲まれてます!みたいなの撮りたいなって思う方はぜひ、背の低さを意識して桜の木探してみてください。
近くに行ける
背の低さと併せて、近くに行けるかどうかも重要です。
かなり低いところにあっても、柵があったり崖になってたりして近づくのが危ないことも。
写真のために危ないことして怪我したりルールを守らないっていうのは良くないことなので、常識の範囲内で探してみてほしいです。
数本並んで咲いている
すっごいたくさん咲いてる場所の方がいいのは間違いないのですが、実際写すときに意識するのは2〜3本の木。
そこまでたくさん咲いてなくても、数本並んでいてくれればOKなことが多いです。
メインで写すのが1本、後ろか前ボケとして入れられる木が1本あると、だいぶ咲いているように見せることができます。
撮影のコツ
時間帯を選ぶ
少しでも人が多くない時間が望ましいので、朝か夕方がおすすめです。
人が少ないだけで本当に本当に撮影しやすい。
土日であれば大体10時ごろから人がかなり増えてくる印象なのでその前から。
夕方は17時すぎに日の入りになるので、16時前くらいから開始するのがいいかなと思います。
個人的な考えなので、カメラマンによって意見は異なると思います。
既に頼んでいる方はカメラマンと相談するのが一番です。
空や水と相性がいい
自然のものだからなのかもしれませんが、桜の淡いピンク色は空の青や水の青色と相性がいいです。なので、一緒に写せる場所や角度を探して撮ることをおすすめします。
真っ青というよりは、水色っぽいレタッチに仕上げる方が配色としてまとまりが出る感じがしております。
輪郭が見えると桜っぽい
カメラで背景ぼかして撮るとプロっぽい仕上がりになりますが、桜の花は輪郭がはっきりしている方が「桜っぽさ」が発揮されます。たくさん咲いてるから忘れてるけど、意外と小さいんですよね、花が。
なので、すごいぼかして撮るというよりはちょっと絞って(F値を上げて)撮ったり、ピントが合うような距離で撮影してみてください。
背景ボケボケのやつもいいと思うんですが「桜っぽさ」でいうと上の写真の方があるような気がします。
しかしながら、下の写真も違う良さがあると思うので、いろんなのを試して好きな方を選んでもらえたらと、、、!
河津桜・枝垂れ桜・八重桜なども検討すべき
日本の桜と言えばソメイヨシノだと思いますが、桜にもたくさん種類があります。開花時期が少しズレるので、長く楽しめるし人混みも避けられる傾向にあります。
河津桜は2月末ごろから開花する早咲きの桜で、ソメイヨシノよりもピンク色です。記憶色としては、河津桜の方がイメージする桜に近いかもしれません。早咲きなので、人も若干少ない傾向があります。
ソメイヨシノより若干早咲きの枝垂れ桜(枝垂れにも種類があるけど)は、花が枝垂れている先まで咲いてるので、人物撮影と相性がいいと感じてます。
花にボリュームがないので、背景選びが重要。
八重桜は少し遅咲きの桜で、花がまとまって咲くのが特徴。
葉っぱの色が新緑カラーなので、爽やかな雰囲気になります。
桜はみんなで楽しもう
桜が咲くと「いい写真撮りたい!!!」という気持ちが強くなると思います。みんなそう思ってるはずなので、みんながいい写真撮れるように、もっと言うと写真撮らない人も桜を愛でられるように、譲り合ってみんなで楽しみたいですね。