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『みみずのオッサン』の段/金曜日「絵本たちのいるところ」2021.4.16/譜面合間日誌(平日)
〜『みみずのオッサン』の段〜
こんにちは。
「譜面合間日誌」金曜日担当の河﨑です。
突然ですが、お絵かきは好きですか?
私は手先で何かを突き詰めて創造するのが苦手なので、お絵描きぐらいゆったりとした行為が好きです。
そんなわけで今回紹介する作品はこちらです。
『みみずのオッサン』
作・絵:長 新太
出版社:童心社
発行年:2003年
あらすじは以下の通りです。
「オッサン」という名前のみみずがさんぽにでかけた。そうしたら、ドシーンと何かがおちてきた。ヌルヌル ベトベト ベタベタベタ〜。大変! ペンキをつくる工場がばくはつしたんだ! えのぐとクレヨンの工場もばくはつして、町中が色だらけに! すると、みみずのオッサンが、いろんな色をどんどんどんどん食べていきますが……。」(みみずのオッサン|童心社)
ピンクの空、画面中に溢れ出るオレンジ、黄、青、緑、これでもかというぐらいに長新太さんの想像力と創造力が文字通り溢れ出ている逸品です。
(ペンキ工場が爆発しペンキが溢れ出るシーン)
溢れ出て止まらないペンキは私には長新太さんの中から溢れ出るアイデアに感じられました。溢れ出たアイデアたち、それらをすべてみみずのオッサンが吸収し、どろとして放出していきます。そうして広がっていったどろはついにはみどりの大地となり、世界を作ります。
物語の最後はこう締め括られます。
みみずのオッサンは自分以外の何にもなれないかもしれないけども、世界を創造することはできたのです。
この突拍子もないお話が、想像が、想像が、苦手だった私に誰にでも創造は可能だと教えてくれたんだと思います。
それでは。お元気で。
良い週末を。
【今週の何か】
新生活が始まりなかなかあと一歩頑張れない日があったりします。
今週の私はこの動画見て1週間頑張り抜きました。
来週も皆さん頑張っていきましょう。