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他人の和訳のクソな部分を指摘したいがしたくない問題、あるいは文法ナチス・フロム・ザ・バックカントリー

"nitpicking about other's punctual or grammer in online community"と検索すると、正しいスペリングはgrammarであることを指摘されたのち、Quoraその他のQAコミュニティに通じるスニペットが出てきた。このコンテンツプレビュー、1つ開くとそれを種としてさらにスニペットが増えていく仕様で、それに気付くまでしばらく無駄な時間をすごしてしまったのだが、その中にこんな文章が散見された。

What is it called when someone corrects your grammar?
Generally, we call them “Grammar Nazi”. A person who relentlessly tries to correct the grammar. But they are not necessarily bad or rude people (provided they act like a prick). Some people have certain kind of pet peeves where they can't digest the words being misspelled or used in an inappropriate manner.
Why is correcting someone rude?
Is correcting someone's grammar rude?

存じております<grammar nazi

もちろん、他人の投稿のミスを指摘することへの忌避感の理由もKountz氏に言われるまでもなく分かっている。すなわち、他人に恥をかかせて自分の能力の優位性を示す(あるいはどうあがいてもそう見える)行為だからだ。

その下にはこの記事があった。

なんとなく真面目に読み始めてしまったが、結局おおむねはそのラインの議論を拡張したものだったので私の目的には叶わなかった。残念…もとよりネットで英語の文法ミスや綴り間違いを見つける頻度に比べれば、それを指摘するコメントに出くわす頻度はそう高くないし(そもそもほぼ誰でも書き込めるコメント・リプライ欄はマジで魑魅魍魎なので、精神衛生のために意図的に見ないようにしてる節がない訳ではないのだが)。多分、ENのフォーラムが一番英語の文法とスペルミスの指摘を目にしている場所なのではないだろうか。

ENのフォーラムといえば、階級性についての下りを読んでおっと思うところが一瞬あったが、厳密に言えば何が引っかかったかは分からない。結局SCPは誰にでも開かれた場所というよりは、記事を残せるのは最低限残るにふさわしい質のある記事だけというやつだろうが、それよりは有名著者と批評に長い列を作る無名著者の差の方を連想したかもしれない。いよいよ翻訳チェック関係ない。多分、初手で"how to politely point out other's mistakes online"と検索すべきだったのではないだろうか。しかし、英語圏向けの作法がそのまま日本語圏で通用しないことはままある。そもそもコメントのコストを減らす方針じゃなかったのか?

特にオチも結論もないが、Buzzfeedコピーエディターの方の新世代向け文法本はちょっと気になったかもしれない。

A World Without "Whom" [Paperback] Emmy J. Favilla | Emmy J. Favilla |本 | 通販 | Amazon

(埋め込み機能で一発かなと思ったのに撥ねられた。なんて日だ)

(いかしたヘッダ画像はYellowstone National Parkのスタッフが撮影したCoyote pair challenging another coyote pair along the Yellowstone River)


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