「活躍推進」といいながら、なかなか進まないのはなぜか?
私自身がそういう年頃だからなのか、それが影響しやすい部署にいたからなのか、最近特に女性の働き方とその権利についての記事に目が行く。
産休クッキーを配ることに対しての賛否の記事。
「不妊治療をしている人への配慮が足りない」
という意見に関しては、持論としてこれを言う人は当事者ではないので、今回のnoteでは触れないが、
「幸せアピールがうざい」に関しては、「そういう意見もあるよねー」と、共感まではいかずとも想像はできてしまう。
幸せアピールは本来周りも幸せにする力がある。
幸せそうな人がいると、それを観ている自分まで嬉しくなるというのは、よくある話しだ。
しかし、幸せそうな人を見て嬉しくなれないのは、時間的、金銭的、気持ち的に余裕が持てないからなのだろう。
もっと身近な話だと下記の記事だ。
上記の記事では、子持ちの同僚が急遽休んだ結果、周りの人に仕事がふられ、より余裕がなくなったということ出だそうだ。
最近では、育休・産休などの取得は用意になってきた。
男性の育休取得も以前に比べては取りやすくなった会社も多い。
育休取得をする方に幸せアピールをしていただき、ポジティブな気持ちで帰っていただきたいし、送り出す側もポジティブな気持ちで送り出したい。
それができないのはなぜか。
やはり会社のバックアップが十分でないからだろう。
育休取得予定の社員、また育児等による時短勤務の社員は、大概、部署やチーム全体で仕事をすることが多い。
急遽なにかがあって社員が帰ることになっても、他の人達がフォローをできる体制にしていると、会社として何かが滞るということはない。しかし、周りの同僚たちからすると、自分たちの仕事が増えるので、気持ちの余裕が持てなくなる。結果、何かや誰かにあたってしまう。
それをなくすには、会社で何かしらの工夫が必要だ。
十年ほど前から「女性の活躍推進」や「働き方改革」といった文言が増えた。
しかし、みんなが心地よく権利を主張できるような職場環境になるにはまだ時時間がかかりそうだ