話すスキルを学ぶ前にぜひ知っていただきたいこと
エグゼクティブスピーチコーチ 橘さゆりです。
私のスクールには「うまく伝わらない」「伝わる順番がわからない」「ダラダラと話してしまう」「話しながら何が言いたくなるのか、分からなくなる」といったお悩みが多くよせられます。
数ヶ月間、話し方のトレーニングを継続すればもちろん上達しますが、話すスキルを学ぶ前にぜひ知っていただきたいことがあります。
今日の記事は、受講生林さんの事例を交えてお伝えします。
★林さんの悩み
職業：動画クリエイター
話がポンポン飛ぶ。説明が下手で自信がない。どこまで話をしてよいか、話過ぎる？など調整が分からない。聞き手の表情を気にしてしまい、話しながら、（伝わっていない？）（飽きていない？）など思ってしまう。
交流会の自己PRタイムが苦手で、つい前置きが長くなり、仕事の細かいところまで説明をしてしまう。抑揚をつけることも苦手で淡々と話してしまう。
そもそも、動画編集のどういうことをやりたいのか？と自分の中でも明確な答えはなく、何となくぼんやりしている。
という状態でした。
当方は話し方のスクールなので、［伝わる話し方］に特化したプログラムを用意していますが、レッスンをご提供してきた中で、３つのstepがあることに気がつきました。
まとめると下記の通りです。
step① 話すことを整理する
・話したいこを書き出す／分ける
・話す動機／思い／誰に向けてのメッセージなのか
step②組み立てる
・焦点を絞る（人・内容）
・伝わる話し方フレームへ落し込み
step③スキルの習得
発声 発音 話すスピード センテンス 間のとり方 抑揚
滑舌 目線 立ち居振舞い 気持ちののせ方 印象など
［伝わる話し方］の技術を磨く
★林さんの講義で行ったこと
step① まずは仕事（人生）の棚卸です。
・仕事で取り扱っているもの（ブライダル動画編集、リクルート、ライブ動画など）
・仕事とは関係の無い、撮影して楽しいこと。動画っていいな～と思えるところ。好きの順番をつけるとしたら？
・そもそもなぜこの仕事に就いたの？
・やりがいは？ お客さんから周りの人から言われて嬉しかったことは？
など質問をしていきます。
step①があやふやだと「コレがいいたい！」と主張ができず、話したいことの内容がぼやけてきます。
続いて step②
・伝えたい人は誰？ step①のどの内容を採用するか？ここでは、あれもこれもと盛り込まずに、なるべく焦点を絞って話を組立てていきます。
・伝えたい人が知りたいことは？聞いてもらえる「話し方フレーム」へ落し込みます。
step①・step②を一人で行うこともできますが、その際、自分では気づけない、思い違いをする場合があります。プロコーチと一緒に考えることで、自分の中から答えが出て、気づかなかった思いや、「そうそう、本当はこれが言いたかったの！！」とストンと腹落ちします。
この瞬間、受講生の顔が一変し明るくなります。２人でハイタッチするくらい最高の瞬間です（笑）
ここでようやくstep③ 話すスキルを学んでいきます。
話し手は話す内容を重視しますが、実は見た目の印象、第一声を含む声の調子の方が聞き手の印象に残ります。
このあたりも講座に織り込みながら個別指導でお伝えしています。
★林さんはどうなった？
さて９０分の講義を受講した林さん（ビジネスネーム 小林由貴）
ビフォーアフター動画はこちらです！
講座修了後には受講感想をいただきました。
・受講前に困っていたことは
・受講後の変化は
・これからどんなことをしていきたいか
・この講座を紹介するならどんな人におススメ？
・橘さゆりについての意外な（？）感想
★まとめ
様々な分野においても、目標に向かうための stepを挟みます。
例：痩せるため、急にジョギングするのはプロから言わせるとNGだとか。
身体が重いままで走ると膝を壊すことになるからだそうです。まずは歩くことから始めることおススメしています。
例：知人の整理収納アドバイザーの話です。部屋の片付けが苦手な人へ「とにかく断捨離！」とすぐ捨ててしまうのではなく、まずは押し入れの物を出す、仕分ける、しまう・捨てるのステップをお客様と一緒に行うそうです。
スピーチも『整理する→組み立てる→磨いていく』のステップで、自分らしく、豊かな表現で思いを伝えることができます。発信することばに体重と体温がのった時、聞き手の心に響き、そしてアクションをおこしたくなる原動力に繋がります。
【話すことは 生きること】
あなたの伝えたいことは何ですか？誰に知ってほしいですか？
伝えたつもりになっていませんか？ 発信無しでは思いは届きません。
ぜひスピーチコーチと一緒に見つけて、
あなたのメッセージを待っている方へ届けていきましょう！
話し方についての無料相談も行っています（zoom・60分）ので
フルボイス話し方トレーニングスクールの問合せフォームから気軽にお問合せください。
あなたの未来がワクワクと、豊かになることを願っています。
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