極私的音楽論①
輝かしき80年代
僕には歳の離れた兄がいる。
障害者2級の聾唖者だけど流行りの音楽をなんとか聴けていたっぽい。
※本当に聴けてたかは確認してないけど。
年頃なので、アイドルモノも買っていたらしく、
小泉今日子、菊池桃子、西村知美、国生さゆりや新田恵利ら中心のおニャン子もターゲット内だったぽく、当時のドーナツ版が部屋にいっぱいあった。
時代的にはCDとレコードのちょうど過渡期。ステレオセットはアナログプレイヤーもCDプレイヤーやラジオもカセットもついていて、兄に甘かった両親は高いステレオセットを買ってあげてたんだなって今では推測できる。
高校生だった兄は部活をしていて帰りが遅いので、ちょこちょこ部屋に忍びこみ、物珍しさも手伝い、そのレコードたちを聴いていた。
アイドル系はいまいちピンとこなかったが、小学生だった自分にヒットしたのが、トライアングルプロダクション系だった。オメガトライブ、当時オンタイムで聞いておられるアダルトな方は「オメトラ」と略されてたらしい。
オメトラって響きがやばくない?
いや、そんなことはどうでもいいのだ。
後々まで僕の音楽観に影響するシティポップ(なのか?)の先駆け。夏っぽいサウンドセンス。林哲司作曲のコード進行が分かりやすいのか、さっくり刺さってしまった。今でも僕のAppleMusicの常連だ。
その少し後、カルロストシキが登場した。
カルロストシキって誰だよ?
1986オメガトライブの「君は1000%」はドラマ主題歌となり、いきなり世の中で大スパークである。歌詞の意味が分からないとかそんなことはすでに凌駕している。くらいの鼻声だ。
次作の「SuperChance」もCMで起用され、押しも押されぬ人気モノに。その後、ギターの黒川さんが脱退し、「カルロストシキ&オメガトライブ」に改名し、当時トレンディドラマで主題歌に起用されるまで、結構売れてたはず。
ジョーイマッコイが入って狂いだしたね、ぶっちゃけ!
ふざけて書いているが、当時の僕はこのトライアングル作品を聞きまくった。小学生でこの渋さ(言い方変えると空気の読めなさ)。周りはみんな光Genji一色だっていうのに。。。
菊池桃子に至っては、アイドル路線でそのまま行けばいいのに「ラ・ムー」という外人ダンサー2人をバックにヤバめのラップ気味の歌唱を披露することに。過去恥部にならないのか?あ、再婚おめでとうございます!
いろいろ書いたが、アルコール(レモンサワー)が大量に体内を循環中のため、取り留めなくなった。大変申し訳ございません。
でも、このあたりが間違いなく、この先に広がっている僕の音楽観へのファーストアプローチであるし、今でも続く趣向の根幹であることは間違いないと思う。(ラ・ムーはないけどな!)
次作へ続きます。
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