極私的音楽論②
前回の80年代の最後に張った「ラ・ムー」の動画だが、あの後自分でも改めて見たわけですよ。すげーな!あれ!何がすごいってサビ部分の振り付け!
♪アイマイミーマイーン!マイボー!
のあたり。モー娘。?パクったよね?「恋愛レボリューション」の出だしの振り付けと一緒じゃんか!!!
改めて、ラ・ムーの破壊力・影響力をまざまざと見せつけられた。
(超テキトー)
あと、よく考えたら音楽論て書いていたが、論じてるわけではなく、自分史なので、音楽史かなと思うが、変えるのめんどくさいのでそのままで逝くことに。
アオハルってなんだっけ?パート1
さて、80年代も終盤、昭和天皇は崩御され、時代は平成へ。僕も中学・高校と学年を重ねていく。80年代のトライアングルプロ関連はバミューダトライアングルばりに抜け出せないまま聞き込みつつ、兄の路線だけではなく、「自分でも何か買いたい!」の欲望が顔を覗きだしてきた。
で、自分が最初に買ったCDは?
コナミ グラディウスのサウンドトラック!!!
80年代の話を一撃でオシャカにしてしまうナイスチョイス!これから続くであろう輝かしい音楽ライフの一発目がこれ!?(写真は今も売られているものなので、たぶん買ったものではない)
なんで買ったかは覚えてない。
世の中はドリカム、ミスチル、B'Z、GLAY・L'Arc〜en〜Cielに代表されるビジュアル系ロックが席巻しだしている中だった。自分は流行に無頓着だったし、むしろ流行に乗ることが恥ずかしい思いがあった。流行なんてダセーと斜め上から拳を振り下ろしてやるというような気概があった。今考えるとただのアマノジャクだ。
そして、今を追いかけることをやめて、昔に逆行することにしたのだ。。。
山下達郎、松任谷由実、オフコース。。。
あまりにも浅はかな逆行。鬼メジャーじゃんか!今考えると雑魚だ。。僕の育った糞田舎では、ユーミンだけは当時「魔女の宅急便」で知られていたけど、他はあんまり知られておらず、おかげで音楽話題では孤立した。ちなみに上記3人は今もローテーションにがっちり入る一軍だ。佐々岡レベルだ!(顔の曲がり具合が)
また、当時のメディアといえば、テレビが王道であとは雑誌などの本がメイン、当然今のようなWEB媒体はない、その中でラジオ、特にニッポン放送を聴くことを好んだ。ラジオ電波的にはギリ東京のキー局が入る実家だったので、なんとかかんとか聞けていた。
印象に残っているのはこんな感じである。
ラジオでオンエアーされる情報や音楽はとても新鮮と思えた。ブレイクする前のスピッツもラジオで聞いたのを覚えている。特にオールナイトをよく聞いた。当然学校は遅刻しまくりだ。そして、ここでさらに音楽ライフが大きく左右する番組が始まることになる。電気グルーヴだ。
アオハルってなんだっけ?パート2
電気グルーヴのオールナイトは時期こそはっきり覚えていないが、最初土曜日2部で、その後火曜日1部になったはずだ。電気グルーヴ自体の存在は出身県が同じこともあり、ローカルのテレビ番組に出ていたことをみたことがあって、うっすら知っていたレベルだった。以下に出ていたはず。
ラジオの面白さは語らせるとマニアな方々には絶対かなわないので、割愛するが、ここでTechno(電子音楽)と出会うことになる。
このころ電気グルーヴは5thアルバム(オリジナルでは4thか?)の「VITAMIN」で大きくTechno寄りにシフトし、Instrumental気味なTechnoがアルバムに満載であり、大きく影響を受けた。同時に過去作品も聞き出すのだが、「VITAMIN」の前にリリースした「FLASH PAPA MENTHOL」もデビュー作の「FLASH PAPA 」を大きくTechnoサイドにリメイクした感があった。(という感覚で聞いていたけど実際どうだったっけ?っていうのは今サブスク停止中だから確認できないし、CDどっかいっちゃったし、違うかもー)
と、同時にラジオ内では石野卓球氏が国内メディアでは絶対かからないであろう海外Technoのおすすめを掛けていたのも拍車をかけた。Underworldの「REZ」やINTERACTIVEの「KOMA」が掛かってた。あと、レネ・エ・ガストンとか。
個人的にはこれ!
僕は「これだ!」と思った。思ってしまった。これからはこの路線で行こうと。電子音楽を追求しようと。
でも、ここでまた気づいた。
糞田舎過ぎて、この手のレコード売ってねーから買えねー!!!
当時、Sonyがライセンスを取った、AphexTwinの「Selected Ambient Works 85-92」やKen ishiiの「Garden On The Palm」、Sun Electricの「Kitchen」(要はR&Sレコード関連)とかはなんとか近所の貧弱本屋で取り寄せることができゲットしたが、オールナイトのおすすめで掛かるような曲は日本版で出ているわけないのだ。商業的には売れないからな!
今考えれば渋谷宇田川に行けば、サクッと入手出来たと思うのだが、そこまでの実行力は自分にはなかった。結局、大学進学までTechnoに関しては日本版でリリースされるもので我慢するしかなく、それまでに培ったトライアングル関連やちょっと時代の流れから外れた曲たちを聴いて、また悶々と過ごす日々(いや、受験勉強しろよ)だった。
続きます。