「役割で仕事をしすぎるな...」
こんにちは、ふるぽてくんです。
今日は東京駅の丸善にきました。1Fはビジネス書のトレンドを探るにはもってこいの場所で、投資やキャリアに関する書籍がたくさん並んでいました。
また、各分野の専門書も共存しており、今日は会計に関するものを購入しました。
【定例】おすすめされた本コーナー
ふるぽてくんブログでは、おすすめされた本コーナーを定例化しています。
本は、紹介者とのコンテクストの共有や苦しい時の道標となり、成長の手助けをしてくれます。
すでに読んだことがある本が多いと思いますが、もし新たな出会いになればいいなと思い、続けていきます。
第12弾は、「問題解決プロフェッショナル―思考と技術」です。
世の中には、問題がたくさんあります。
時に憤慨を生むようなものに出会うこともあれば、無関心にやりすごすこともできます。
ただ、目的・ゴールがある場面(組織に属するなど)においては、問題をやりすごすことは先送りでしかなく、必ず立ち向かう必要があります。
この本は問題に立ち向かう時の思考のヒントをくれる本です。
ゼロベース思考、仮説思考。意外にも丁寧に語ってくれるビジネス書は少ないように思います。この本は知的格闘を下支えしてくれる名著です。ぜひ読んでみてください。
【本文】おしゃべりの大切さ
目の前の仕事を必死で行う新人時代を抜けると、組織やプロジェクト推進において、「役割・責任」というものがとても重要なものだと認識するようになります。
私も直近数年、プロジェクトのPMや部門長を任されることが増え、「誰が/何を/いつ/どんな場面で」言ったのか、を拠り所にすることが多いです。
責任の領域を明確にして、連続した意思決定を行うこと。人間関係で仕事をすることなく、プロジェクトをスムーズに進める技術で、みなさんも日々行われていると思います。
そんな仕事が増えてきた私に、日々葛藤を抱える先輩がくれたメッセージを紹介します。
「役割・責任を意識することは、今後も組織内、対組織で働くなら必要になるので、もっと精度をあげるといい。特にコンフリクトが発生するプロジェクトでは絶対に必要になるよ。ただ、今日はあえて逆のことを言うね。」
「役割で仕事をしすぎるな。役割だけで発言をする人間だと思われると、相手も役割の中でコミュニケーションをとってくるようになる。するとみんな保守的な発言になって、本質的な問題が解決しなくなるんだよ。」
「〇〇さんが言うなら、などと責任を相手にとらせる発言が増えたり、フラットに社内の情報が入ってこなくなったりする。だから、プロジェクトMTGとかだけ役割をはっきりさせて、普段は昼ごはんを一緒にたべたり、席で雑談したりでバランスをとることをおすすめするよ。」
当時先輩自身が役割にがんじがらめになっていました。
この発言をすると、自分のロール的にこういうふうに受け取られるかな。など、葛藤のつぶやきを隣で聞いたこともあります。そんな時同期や元同僚など立場関係なく話せる方に支えてもらったそうです。
そんな先輩が一見意味のないように思う「おしゃべり(雑談)」の大切さを説き、利害を考えた発言が増えた僕のふりこを揺り戻してくださったのです。
今日に至るまで、オフィスでのランチや他部署の方との月一1on1など、役割を度外視した関係性を築いてきました。そうすることで一見コンフリクトしそうな場面でも「私個人の意見としては」と「〇〇部門長としても意見としては」を使い分けることができています。
前者の前置きができなくなることがないように、これからもおしゃべりを続けていこうと思います。
【さいごに】自己紹介
【紹介文】
僕はフルーツとポテトが好きだ。 ただ、目の前に欲しそうな人がいるとあげてしまう。 人を応援することと喜ばせることが好きな僕は、時に不安を抱える「野良の総合職人材」になっていた。不安を抱える総合職サラリーマンと共に来るべき未来を信じて。
最近、合理的で意味のあることだけを求める人が増えているように思います。しかし僕は余白こそが予想外の結果を生み出すと捉えており、一見意味のないと言われることも大切にしています。
境界線を認識しながら、あえてぼかす取り組みをおすすめします
すみません、間があいてしまいました。
これからもよろしくお願いします。
「noteで見つけた仕事のイロハ」というマガジンも随時更新中です。
素晴らしいnote記事があれば、教えてください。