
センス入門
エピローグ
「センス」ってなんでしょうか。
おしゃれなこと?ハイブランドのお洋服を持っていること?
丁寧な生活を送っていること?
人それぞれ「センス」の定義は違って、当たりまえ。
私は、その人の生き方、それがセンスだと思います。
日々の小さな積み重ねがセンスとなって、その人を表現する。
それがセンスかな、と思います。
例えば、ご飯を食べる前には「いただきます」
食べ終わったら「ごちそうさま」をいうとか。
ごみが落ちていたら、必ず拾うとか。
ビッグイベントの時に「センス」が輝くのではなくて、
日常の些細なシーンで垣間見えるのが「センス」なのではと
この本を読んでいて思いました。
今回ご紹介するのは、
松浦弥太郎さんの「センス入門」
こちらとても人気作。
私が読んだものは、18刷目。
2013年に初刷の、2020年に18刷。
7年に渡って、読まれつづけているんですね。
それほど、人は「センス」に敏感ということなのかも。
すべては経験したことから始まる
この本を通して、弥太郎さんが伝えつづけてきたテーマだと思います。
人から聞いた内容は「情報」にならない。
「経験」したことが情報になる。
人から聞いた話を「○○らしい」ではなく、ちゃんと自分の身体で感じる。
すると、ちゃんと経験値になる。人に話せる話題にもなる。
何事も経験してみること。
重要文化財を見る
これはびっくり。センスの磨き方。
弥太郎さんは「重要文化財」を見ることとのこと。
その地域の歴史や昔の良さが残っているから。
あとは、私立美術館に行くということも記されていましたよ。
公立博物館や美術館は税金で賄われているが、私立はそうではない。
だから所有者のセンスが色濃く反映されるわけです。
日々の積み重ね
小事であれ、必ず見てくれている人はいるとのことで。
私もそんな経験はあります。
だからこそ、とてもそう思う。
誰も見ていないと思うほどの小さな積み重ねが、その人の生き方=センスを築いていくのではないでしょうか。
例えば、誰に言われるでもないけど掃除するとか、デスクの引き出しが綺麗とか。(私が努めていること(笑)デスクの引き出しをもっと綺麗にしたい)。
そんな小さなことがどんどん溜まっていく気がするのです。
褒められることを求めたっていいこと
これは番外編って感じがするけど。
高倉健さんが「あなたに褒められたくて」というエッセイを書いたそうです。
褒められることを求めることは悪いことではないんだと驚きました。
褒められることを求めていたら、誰かが褒めてくれないと頑張れない。だから、自分の「○○したい」で動こうと決めていたわたし。
もっとゆるくてもいいのかもしれない。
センスを高めるためにも、まずはデスクの引き出しの整理から始めようと思う、本日でした。