黒い穴の中
苦しい、ただ苦しいからそれから逃れるためにかく文章になってしまう
頭とか気持ちの整理なんてかっこよくは言えなくて、本当に心が苦しみで満杯だから逃してあげる作業でしかない、文字を打っているだけなのに涙が出てくる
会社に向かう電車で朝から泣いてしまう、夜だって家に帰るだけの電車で泣いてしまう、でも泣いてる顔も泣き腫らした顔も誰にも見られたくなくて、もうずっと思いっきり泣けない、人が近くにいすぎた、いらないものを大切にしすぎた、ただひとり、知らない街で景色を眺める日が欲しい
友達がずっと好きな人と付き合った、いい人ではなかったけど、でも幸せなことだから祝わないといけない、でも人の幸せを喜べない、猛烈に不安と寂しさだけが押し寄せる、どうしたら私は大丈夫になれるのか、間違ったことでしか自分を埋められない、真っ当な人間がくると見られるのが恥ずかしくて逃げてしまう、ほんとうにどうしたらいいのかもうよくわからない
苦しいことをもっと苦しいことで誤魔化すようにして生きてきてしまった、全部全部が耐えられなくなってしまった、人に期待しないように、自分で救ってあげられるように強くなりたいと生きてきたのに、好きな人に救ってもらったのに救ってあげられなかった時からは、今度は誰かを守れる人になりたいとずっと思っていたのに、なんの価値もないのに誰かに助けを求めるだけの人間に成り下がってしまった
わたしはわたしを嫌いだから、自分を救ってあげたくもないし救ってもらうことも嫌がるだろう、これからをどう誤魔化しながら生きていけばいいのだろうか