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パステルカラーの島 ヴェネツィア・ブラーノ島 【イタリア】

アドリア海に浮かぶ海上都市ヴェネツィアは世界屈指の人気観光地です。
そのためヴェネツィア本島は観光客だらけであり、数多くの人で混雑しています。

私の知り合いの旅好きの方は「あそこは中国だ」とも身も蓋もないことを言っていました。
確かに中国の方は多いですが…(笑)

そんなヴェネツィアにも比較的観光客が少なく、ゆったり過ごせる場所があります。
それがヴェネツィアの離島です。

ヴェネツィアは177の島々から構成されており、本島はもちろんたくさんの観光客がいますが、離島はそれほどでもありません。

中でもブラーノ島はヴァポレットと呼ばれる水上バスで簡単にアクセスできる上に、パステルカラーの街並みがとてもお洒落なので、是非ともオススメします。

本島の人混みに嫌気が差した人には特にオススメしたいです。

パステルカラーの島

ブラーノ島最大の特徴は一軒一軒の家の色がそれぞれ異なり、少なくとも隣同士は同じ色にならないようにしている点です。

この島は濃霧がよく発生するので霧の中でも自分の家が分かりやすいように、と家をカラフルな色に塗ったことが由来とされています。

ブラーノ島は漁師の島であり、島の中を流れる運河には沢山の小舟が係留されています。

ブラーノ島は決して観光客用の島ではなく、島の人たちは普通に暮らしています。

ブラーノ島のシンボルは、一説によるとピサの斜塔よりも傾いている鐘楼です。
サン・マルティーノ教会(San Martino, Burano)にあります。
登れはしません。

この島の特徴…と言っていいのか分かりませんが、よく犬猫と遭遇します。

なんたる風格…!!

全然逃げないので写真も撮り放題です。

よっす。

「ヴェネツィアまで来て猫の写真撮って楽しい?」


ブラーノ島では猫が多く飼われています。
日本の尾道や長崎は、傾斜が激しく車が出入りしにくいために、多くの猫がいますが、ヴェネツィアも同じく車両の出入りが厳しく制限されているために猫にとっては居心地がいいのかもしれません。

人も少ないですしね。

この時はGW期間中でしたが、人はほとんどいませんでした。
本島の人混みに嫌気がさしていた自分には天国のようで、3泊したうちの2日間はブラーノ島を訪れていました。

ブラーノ島では手作りのレース産業が盛んで、店頭でも沢山売られています。
これは元々漁師が使う漁網の修繕から発展した技術なのです。
良心的なお店はブラーノ島製のレースを販売していますが、そうではないお店は中国製等のものをさもブラーノ島製かのように販売しているようです。
見分ける方法は…値段でしょうか?

ここはブラーノ島唯一の広場です。

この広場にレース博物館(Lace Museum,Museo del Merletto)があり、レースがどのように作られるのか、どのような種類があるのかを知ることができます。


ヴェネツィアと言えど、人混みに揉まれることもなく、カラフルな街並みに癒され、動物と戯れることもできる素敵な島がブラーノ島なのです。


アクセス

ブラーノ島へはヴェネツィア本島から水上バスで40分ほどです。

ヴァポレットのFONDAMENTE NOVE(F.te NOVE)から12番の水上バスに乗ればブラーノ島に到着します。
F.te NOVEには乗り場がAからDまでありますので、電光掲示板の表示をきちんと確認しましょう。
F.te NOVEまで向かうにはリアルト橋から歩くか、ヴェネツィア本島の外周を回る4.1,4.2,5.1,5.2,B,22番の水上バスに乗れば着きます。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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