雪男 純米 ~暑い日に淡麗辛口で味わえる爽やかな心地~
本日のお酒の紹介
銘柄:雪男 純米酒(180mL カップ)
酒蔵:青木酒造株式会社(新潟県魚沼市)
アルコール分:15度
酒米:美山錦
日本酒度:+12
言わずと知れた魚沼の名酒鶴齢で知られる青木酒造さんの「雪男」です。鶴齢は大好きなのですが、雪男は実は初めてです。
有給休暇をいただいた日の昼。ふらふらと上野あたりで昼から呑める店を選ぶかたわら、たまたま入った吉池さんで見つけました。以前から気になっていたので楽しみです。この連日の猛暑日、「雪男」の名前にあやかって少しでも涼しい気分になれるといいですね。
それではいただきましょう
おつまみは冷蔵庫にあった焼きそばです。正直、未経験の雪男に合うのかどうかは賭けです。
今回も冷やしていただきます。
香りは控えめで、わずかに甘い香りが感じられます。
一口目。するりと喉に入っていきます。驚くほど飲みやすい。一口で四分の一ほど呑んでしまいました。
いかんいかんこれではレビューにならん。
用心しなら二口目。舌先で感じるのは僅かな甘み。鼻に通る風味は「これぞ日本酒」という香り。それらを感じるとともに、雑味を全く感じるさせることなくするりと滑らかに口の中を通って行きます。最後に舌の根本でアルコールの辛みと苦みを利かせつつ、喉に落ちていきます。
これはワンカップでよかった。四合瓶だったらあっという間になくなっていただろうと確信できる飲みやすさ。
気分は夏祭り
今回のおつまみの焼きそばにも雪男は意外にも合いました。辛口淡麗のお酒は肴について悩まむことが少なくていいですね。焼きそばを食べて、甘辛いソースの風味が残った口の中をお酒が洗い流していく感触は癖になってしまいます(ビールの飲み方やないかと怒られるかもしれませんが)。
しかし、ワンカップに焼きそばって完全にお祭りの出店メニューですね。クーラーボックスに張られた氷水で冷やされた缶ビールやワンカップ。屋台の熱々の焼きそばやたこ焼き。それらが目に浮かびます。
昨年までは昨今の感染症が原因でお祭りの中止の報が続いておりましたが、今年はいかがでしょうか。そういえば京都の祇園祭は今年はハイライトの山鉾巡行が行われるそうですね。
冷えたワンカップが生み出す結露。手に心地よい涼を、鼻によい甘いソースの香りを感じながら、本日はこれまで。気分はエア宵山。
PS. もう1カップ買っておけばよかった。飲みやすすすぎ。