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マツエクからの卒業

長年お世話になっていたマツエクから先日突然卒業した私。
その理由は信頼している美容オタクの知人からのアドバイスだった。

マツエク綺麗だけどやめた方がいいよ。
瞼がどんどん下がるから

この話は彼女から聞く前に
色々な場所で聞いた事があったし
物理的に絶対そうだよねという理解もしていたつもりだった。
けれども止めることはできなかった。

元々ズボラな私。
できるだけメイクは時短でいきたいもの。
マスカラを買ってメイクの面倒を続けるくらいなら
マツエクで時短で綺麗になるのがいいと考えていた。

マツエクが世の中になかった頃はマスカラをきちんと塗っていたのに
一度楽を覚えてしまうと怖いものでやめられなくなる。

そして
初めてマツエクをした時のあの感動が忘れられなかった。
マツエクをするまでは純日本人顔だと言われていた私が
ごくたまに
「ハーフですか?」
と聞かれるようにまでなった。
目が印象的に美しく見えるようで
「目が大きくて綺麗」と言われ
ずっと
「涼しげな目元」
と言われてきた私にとって非常に嬉しい褒め言葉だった。

初めてマツエクをした時は勧められるがままに
120本をつけたのでまぁぱっちりというより
「バッチリ」な目元に大変身を遂げたのだ。

ところが歳を重ねると
「目が大きくて綺麗」
とはあまり言われなくなり
「マツエク綺麗だね」
と言われるように。
女性特有の気遣いでマツエクが綺麗についていることを
褒めてくれているのだと思うが
「なんかついてる」
という印象にシフトしたのだと思った。
それは結局
「違和感」だと思う。
一生懸命、目を大きく見せようと必死なんだろうなという
その感じが出てしまっているのだと。

そこで私は一気にマツエクの本数を半分の60本に減らした。
最初は急に目元が寂しくなったように感じたのだが
また以前のように
「目が大きくて綺麗」
と言われるようになった。

年齢に合わせた無理のない雰囲気になったのかなと
そう解釈した。

しかし・・・・
美容オタクの知人から追い討ちをかけられる。

結局、マツエクをする時ってシールみたいなの貼られたりするでしょ?
剥がすときに引っ張られたりするじゃない?
デリケートな瞼にあれは大きなダメージで何度も重ねていくと
10年後には取り返しがつかなくなっちゃうよ。


ホラーだ。
まさしくホラーである。

よくよく考えると売れている女優さんで
マツエクをガンガンつけている人を見たことがない。
勿論、自然に見えるようなマツエクを施しているのかもしれないが
一般人がよくするあのバサバサ感満載のマツエクは見たことがないのだ。

吉高由里子ちゃんも
綾瀬はるかちゃんも
石原さとみちゃんも
北川景子ちゃんも
鈴木京香さんや
石田ゆり子さん、
天海祐希さん、
井川遥さんだって
マツエクの印象がまるでない。
美のカリスマと言われる
君島十和子さんも自まつ毛だと言っているし
美容家の神崎恵さんもマツエクの印象がない。

皆、ナチュラルな目元にふんわり
アイシャドーを乗せているイメージ。

勿論、元々美しいから必要ないでしょ?
と言われて終えばそれまでだが
「やりすぎる」よりも
「抜け感」なのだと思う。

久しぶりに自まつ毛を見た私は大きなショックを覚えた。
若かりし頃は
「つけまつげ?」
と言われるほど濃く長かった私の自慢のまつ毛は跡形もなく
産毛のようなほっそくてうっすいまつ毛が
ふぁふぁ〜っとついているだけだった・・・😭

その為、久しぶりにブラックのマスカラを購入。
それでもきっとマツエクのそれとは比べ物にならない
寂しい印象になるのだろう。

でもひとつだけ良いことがあった。

瞼が軽い!!!!!!!!!

いかに重いものをぶら下げていたかがよく理解できた瞬間だった。
つけ続けると瞼が下がる意味も身をもって知った。

マツエクとおさらばした瞼は非常に開けやすく
視界が広がった気がする。
相変わらず視力は悪いけれど思えばマツエクに使う糊や液体?のようなものも
眼球に悪いに違いないので考えると恐ろしくなる。

そして衝撃だったことは
スマホの顔認証に弾かれたこと😂
マツエクしてた私って別人だったのねw

新しく顔認証をしなおした夜だった。

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