ベリーの恵みをそのままお届け!リトアニアのベリードリンク「Mashie」ってなんだ?
お茶のように飲まれるベリードリンク
日本に住む私たちにとって、お茶はとても身近な飲み物。緑茶はもちろん、紅茶、ウーロン茶など様々なお茶を、その日の気分に合わせて楽しむ方も多いのではないでしょうか。
中国発祥の「茶」は、今では世界各地で栽培・生産されており、生産量の多い代表的な国は中国、インド、ケニア、トルコ、スリランカなどなど。
この顔ぶれから、アジアやアフリカといった温暖な気候がお茶の栽培に適していることがわかります。
つまり、私たちFullCircleがお付き合いしているリトアニアをはじめとする北欧は、寒冷地のため、茶葉の栽培には適していないということになります。
そこでリトアニアの家庭では、森に自生するベリーを摘んで作ったベリードリンクを昔から飲んでいたのだそうです。まるでおとぎ話のよう!
なにしろ国土の多くが森に覆われているリトアニア。ベリーはたくさんあります。味もさることながら、体調に合わせた効能を得られるよう、様々なベリーを使い分けたり、組み合わせたりするんだとか。昔は、日本でいう「おばあちゃんの知恵袋」的に家庭に常備されていたそうですよ。まさに森の知恵!
そんなベリードリンクを手軽に、かつ本格的に楽しめるアイテムがこちら!
Mashie(マシー)です。
まず目を引くのがパッケージのかわいさ!雑貨好き女子にはたまりません。
ウサギやクマ、リスなど、森でベリーを食べる動物の中から、それぞれのフレーバーを象徴して描かれています。ちなみに、日本ではウサギは臆病でかわいらしいイメージですが、リトアニアでは、ぴょんぴょん跳ねることから“元気いっぱい”のイメージなんですって!
かわいいだけではありません。
Mashieのベリードリンクは、ベリーをすりつぶして丁寧に種や皮を取り除き、味の調整のために少しだけ砂糖を加えている以外は、ベリーやシナモンエキス、レモングラスオイルなど自然由来の材料のみで作られています。
そうすることでベリーの食物繊維も残り、まさに自然の恵みとパワーをそのままいただくことができるんです!
例えばクマのパッケージは「シーバックソーン」。
あまり聞き馴染みのない名前ですが、日本では「サジー」と呼ばれており、ビタミンや鉄分を多く含む、とても栄養価の高いベリーとして女性に大人気です。
いろんなベリーの効能を学びながら、自分の体調にあったフレーバーをチョイスできたらいいですよね。
フルーツ離れが進む日本人にこそ勧めたい!
Mashieはピューレ状なので飲み方はとても簡単。お湯や水を足してかき混ぜるだけ。暑い季節は炭酸水で割ってもいいし、スムージーやカクテルにして楽しむこともできます。
日本では価格の高さや日持ちせず買い置きしにくいこと、皮を剥く手間がかかるといった理由から果物離れが進んでいます。
「身体にいいことはわかってるんだけど・・・」
「子どもに食べさせたいけど朝は忙しくて・・・」
私自身、子どもを持つ身として激しく同意です。
そんなあなたに朗報です。
Mashieはドリンクとしてリラックスタイムに楽しむ以外にも、パンケーキやヨーグルトにかければ、朝食やおやつにベリーの栄養を手軽にプラスできる優れものなんです。ピューレ万歳!Mashie万歳!!
Mashieの人に聞いてみよう
最後に、実際にリトアニアの人たちはどのようにベリードリンクを楽しんでいるのか?どんな思いでこの商品が作られたのか?Mashieの“中の人”に訊いてみたいと思います。
ー どんな人が作っているの?
こちらがMashieを製造・販売しているNordic Berry社のCEO、ケストゥーティス・プラウスカさん。とっても気さくでユーモラスなジェントルマンです。「ケストゥーティス」という名前はリトアニアの伝統的な言葉に由来するそうで、“どんな困難にも立ち向かい乗り越える“といった意味があるそうです。
肩書きはCEOですが、仕事に誇りと情熱を持っており、「その時々で必要な仕事は何でもやってるよ!」とのこと。確かにお会いした時、あまりにもフレンドリーでよく動くので、まさかCEOとは思いませんでした。。。ごめんなさい。。。
ーリトアニアでは、ベリードリンクってどんな存在なの?
「ベリードリンクは、リトアニアでは特に冬の時期に愛される伝統的な飲み物です。リトアニアの人々は古くからベリードリンクを作っていて、代々レシピが受け継がれているほど。おいしいだけでなく、免疫力を高めるなどの健康効果もあるので、お湯はもちろん、夏は炭酸水で割って飲むと爽やかでおすすめです。
ラズベリー、ブルーベリー、カシス、クランベリーなどのベリー類にシナモン、クローブ、ペパーミント、ジンジャーなどのスパイスを加え、少量の砂糖で煮て作るものが最も一般的。ビタミンCが豊富な日本のカリンを使ったホットドリンクを作る習慣もあるんですよ。
リトアニアの文化や料理において、ベリードリンクは欠かせない存在で、年齢を問わず、家族の集まりやお祭りなどのお祝いの席でよく飲まれています。
だけど、残念ながら今はスーパーでベリーを買ってきて自宅で作る人はあまりいなくて。スーパーで売られているのはベリージャムだけで、糖分が多く、ドリンクを作るには適していないんですよ。」
ーMashieを作ろうと思ったきっかけは?
「自宅でベリードリンクを作る人が少なくなっているし、スーパーマーケットでもカテゴリーとして開発されておらず、ここにビジネスチャンスがあるのではと思ったこと。また、何より私たちの文化や伝統を大切に思うからこそ、プロとしてベリードリンクを作ろうと思ったのがスタートです。
これまで家庭で作られていたホットベリードリンクを製造・販売することは、市場ニーズを反映した新しい製品カテゴリーを創造する絶好の機会だと感じています。
体に良くて、市場に求められていて、北欧の文化や伝統を大切にできるなんて、素敵なビジネスでしょう?
今後も、ホットドリンクのカテゴリーで、よりおいしくて健康的なベリードリンクを提供し続けることで、お客様に喜んでいただきたいです。これからやりたいアイデアがたくさんありますが、どれも時間が必要。
でも私がこの“旅“を始めたのは約8年前で、ゆっくりだけど着実に前進しながら毎年成長しているので、乞うご期待ください!」
ーリトアニアのおすすめポイントは?
「リトアニアは息をのむような美しい自然を持つ国で、一年を通して多様な風景を楽しむことができます。夏は緑豊かな森、冬は雪に覆われたワンダーランドなど、リトアニアの自然にはきっと何かしら気に入ってもらえるものがあると思います!
私自身が一番好きなのは森ですね。リトアニアは国土の1/3以上が森林で覆われていて、ヨーロッパで最も森林が多い国のひとつなんです。この森にはヘラジカやシカ、イノシシなどさまざまな野生動物が生息していて、ハイキングやサイクリングなど、大自然を満喫できますよ。
たくさんの川や湖もあって、夏の間、湖は水泳、ボート、釣り。冬になると、凍った湖でアイススケートやアイスフィッシングが楽しめます。
夏と秋には、森に野生のベリーやキノコがたくさん生えるので、森に行って野生の宝を摘むという伝統もあるんですよ。
リトアニア人が誇る国立公園や川といった景観を楽しむなら、ぜひ夏にリトアニアを訪れることをお勧めします!」
ー最後に日本の方にメッセージをお願いします
「今年、2回日本を訪れましたが、日本人はとても勤勉で、文化・伝統を重んじ、何をするにもベストを尽くそうとする姿勢を感じましたね。
他国の異なる文化であっても、日本と同じように長い伝統を持つものに興味を持ち、また敬意を払っていることも印象的です。
リトアニアにはベリードリンクを作る長い歴史があり、そのレシピは代々受け継がれています。日本の皆さんともこの伝統をシェアして、興味を持っていただけたら嬉しく思います!」
いかがでしたか?
今回ご紹介したMashieは近いうちに日本でも発売される予定です!
詳細が決まりましたら、またこの場でもお知らせしますので、ぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。