[1] 多動なアラフォー女子が、運転免許証の「種類」欄をすべて埋めるというリアル廃課金ゲームに手を出してしまった末路(の、序章)
さかのぼること2021年。
とある副業を始めるために、急ぎで写真付きの身分証明書が必要になりました。
当時の私は運転免許証を持ってません。10年パスポートの期限も切れてしまったし、マイナンバーカードも申請中で、すぐに写真付き身分証明書を提出することができませんでした。
そんなとき、原付免許なら試験場へ行けばすぐに取得できると聞いたことがあったのを思い出しました。
「そうだ、原付免許をとりにいこう」と思い立ったものの、コロナ禍に入っていたこともあり、いきなりふらっと出かけるわけにはいかず。
原付免許取得の記録
急いで原付免許学科試験の予約をとり、試験対策用の書籍を用意して数日勉強してから挑みました。
原付の学科試験の合格率は50%
学科試験の出題内容は、普通自動車運転免許でいうところの仮免許とほぼ同様の内容と言われます。
誰でも取得できる簡単な内容とも言われるはずが・・・
だそうで。
試験は50点満点、45点以上で合格です。そのうち、文章問題が46問・イラスト問題が2問。常識的な範囲で答えられる問題がほとんどではあるものの、一部「ひっかけ問題」だとか、道路交通法をちゃんと学んでいないと答えられない問題があったりします。
私が実際に試験を受けたときも、半分くらいは不合格で途中帰宅している方々がいて、事前に聞いていたとおりでした。
学科試験合格後
合格発表を受けてから、写真のような書類を受け取ります。さりげなく学科試験の点数が印字されていて、48点でした。
しっかり勉強してきたはずでしたが、ひっかけ問題の裏の裏をかいて逆に失敗しちゃったかもしれません。
「点数を知りたい人はここで確認しておいてくださいね」と係の方に言われてすぐに免許証用の写真撮影に向かいました。
大雨の原付講習
この日はどうしようもない大降りの雨でした。
学科試験に受かった人は1時間の原付講習を受けなければなりません。
「小型特殊自動車免許」のほうが、講習がないぶん最も最短で安く取得できることをあとから知るのですが、今回取得するのはあくまでも原付免許。天候は悪いながらも講習を受けることに。
アラフォー女子の私、自転車こそ子供の頃から乗っていて慣れてますが、体を使ったアクティビティ全般、お世辞にも得意とはいえません。
子供の頃から学校のお勉強は比較的得意だったものの、肉体を使うものは安定して成績が悪く、走ればクラスで大体ビリ、球技は怖くて逃げ回る担当、なるべく体育では積極的に参加しない方向で生きてきて、絶望的なフィジカル音痴だと思っていました。
おまけに超絶怖がりなので、バイクのような乗り物に乗るときはものすごく慎重にならざるを得ません。
試験場内の講習エリアに移動後、ヘルメット・雨カッパなどを借りて装備して講習に挑みますが、私は案の定・・ほかの人以上に怖がりビビリ屋で、警察の方も心配そうにしながら指導してくれました。
乗車、発進、停止、法規走行などひととおりこなしますが、体がかっちかちで肩に力が入って「大丈夫ですか・・・?」と何度か聞かれてしまいました。
原付免許交付
こんな危うい状態でしたが、法的に定められた講習は終わり、晴れて免許交付。
無事、副業に必要な「写真付き身分証明書」をゲットしたのでこれで満足、とはならずに沼にはまっていくとは、このときの私は知りませんでした。
つづく