にんげんっていいな
春は三寒四温とは言うけれど、週末の最早春かと思うくらいの暖気と、今期初の降雪というギャップの大きさに驚く。
寒い!!
こんなときに限ってマフラーを忘れてしまう。
夕方の授業の前に、教室のそばにある相浦川を眺めるのが今年に入ってからの日課なのだけれど、きょうは寒いしどうしようかなと思っていたけど、雪の降っているときの川を見たいなと思って、ほんの少しだけ眺めに行くことに。
雪がちらついて風も髪が乱れるくらいには吹いているなか、やっぱり寒くて、あごがガチガチ鳴って、自然と肩も上がっていました。
それに気づいたとき、「寒い=つらいこと」って反応になってる。
生命の維持において温度はとても大切。サバイバル3のルールでも、3時間で体温維持できなければ生命に関わるというのもある。
だから、震え出して体も縮こまるのは本能的に当然のことなんだけど
ふっと力を緩めてみると、空気が肺の奥まで入ってきてその空気が澄んでいる感じと
衣服が空気をとどめて温かみをもたらしてくれていることに気づきました。
目の前の寒いという事実、自分の生命を脅かすものへの対峙にフォーカスすると、寒さはやはりつらい現実なんだけれど
つらいつらい!と体が反応するままでなく、あえてその反応を緩めてみるとわかるものもある。っていう気づきがありました。
あまのじゃくだな、自分、と思いつつ、だって思いついたら試したくなったから!とハンター×ハンターのゴンくんみたいなテンションでやってしまったのです。
反対を見るって面白い。
雪は浄化と癒しと許しなんですって。
ツライつらいつらいとわめいてるばかりじゃ、心にしわが増えるだけって、稲葉さんも言うてますし(古い。30代40代に伝われ!!)
「お前等なぁ、真面目に対応してんじゃねぇよ、避けろ避けろ」っていうゴトーさんの台詞も思い出した。
人間って結局本人の自覚の仕方次第というか、認知次第というか。
すごいな~、人間、って思いました。