輪をつなぐ

きょうは、作文指導の、技術面だけでなくこういうのを受け取ったくれたら嬉しいな、というのを「受け取ってるよ~!」ということを真正面から返してもらったような出来事が続いて、嬉しい1日でした。

大人の部で続けてくれているお友達は、本当に素敵な女性で努力家で、彼女が学んだことをまとめてくれた文章を読むことで僕も勉強になるし、対話を通していろんな視点を持てるようになったり、互いに体験したことや思いついたアイディアの共有が出来る時間です。

そんな彼女は、自分の意見を述べたときに、相手から指摘や反論が出ると、がーーんとショックを受けて引っ込めてしまうクセがあったそうで、その子とがよく話題に上っていました。社会のあり方、子育て、授業という場に熱い想いのある人で、そのことを語り出したら本当にかっこよくて、もっと聴かせて!ってなるんです。だから、自信をもって、ということと、相手もあなたを否定しているんじゃないと思うよということを話し続けてきました。

今朝、彼女と対話する中で、自分の意見を伝えて相手から指摘や反論が出たときに、ちぎちゃんが背中のほうにいてくれる感じがして、「でもやっぱり私はこう思います」って言えたんだ!って言ってもらえたとき、温かいオレンジ色に包まれたような、ほっこり嬉しい気持ちになりました。今も書いていて涙腺がうるうるしてしまいます。


夕方には、後からモニター参加してくれた男の子と、お母さんとお話をしました。これからも続けてくれることになって、もちろんそれも嬉しいし、こういうことが出来るようになりたい、こういうことをやってほしい、こうなるとしんどくなるかもしれないという意見も忌憚なく伝えてもらえました。モニターに参加してくれた方はみなさんは、たくさんの意見を出してくれました。僕自身が見えていなかった自分の授業の特徴もわかったし、それが強みになるような流れを考えることができるようになりました。

この男の子は、感受性が豊かで、「あ、ここから気分が乗ってきたね」というところでは必ず句読点がなくなっていくんです。もう、点とか丸で止まってられないっていう感じが本当に素敵で、大好きです。

でも、点と丸も適切に打てるようになりたい。点と丸を打つことでどんな効果があるのか。助詞の使い方、修飾の仕方でどういう効果があるのか。そういうことを丁寧にやり直したいというリクエストも出たし、リクエストをもらえると僕はすごく燃えるんだなということにも気づきました。そういうことならこういう感じで提供できるよ、という感じ。

教室での作文指導も定着してきて、定着してきたということは同時に停滞と沈降も始まるので、基礎を忠実に丁寧に取り組みながら、新しい動きも出していきたい。モニターのみなさんに頂いたご意見と、自分の中にあるものをあわせて。

僕と、参加してくれた人たちと、参加してくれている人たちと、これから参加してくれるかもしれない人たちと、世界と、っていう感じで輪がつながっています。令和っていう響き、あんまり気に入らないな、と思っていたけれど、0(レイ)と輪があるっていうところから始まることとつながることを意識しやすい音だなと思って、最近は結構好きです。大好きな友人の受け売りですが。


写真は、とにかくぷにぷにしたい肉球があったので。




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