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#6 コーチ

キーワード:「違いって、おもしろい」
今回は、コーチの尾森 明実さんです。

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尾森 明実さんはコーチとして、ビジネスパーソン向けにコーチングを行っている。もともと英語に興味が深く、通訳や英会話学習トレーナーの経験もある。

でも、今、彼女の関心は「学ぶ姿勢」に向いているのだと言う。

「同じレベルの人が同じ学習をしても、『学ぶ姿勢』の差によって、学習成果は変化するんです。最も大きな影響を及ぼすのは、現実と理想のギャップ、すなわち『違い』を正面から受け入れられるかどうか。その心の動きやあり方に携わりたくて、コーチングを仕事にしようと思ったんです」

「違い」の受け入れ方が結果を左右する、という点は、コミュニケーションの文脈でも類似したことが起こりうる。

「人はみんな価値観が異なる以上、コミュニケーションには『違い』がつきもの。それに直面した時に、違うことを認識して、歩み寄ろうとする一歩が大切ですよね」

誰にでも、たやすくできるものではないかもしれない。だから、彼女はヒントを教えてくれた。

「『なぜ』じゃなくて『何』で物事を考えてみる。あえて理由を追わないことで、思考の幅を広げられるようになります。また、自分の思考や感情を率直に表明すること。論破でも衝突でもなく適切に主張できたら、理解や受容に結びつけやすくなります」

何かを学んで得ようとする時、あるいは、コミュニケーションを通して自分と誰かとの「違い」を埋めていこうとする時。
まっすぐに、ありのままに見つめる勇気を持てれば、進みたい場所へ進む道、渡っていきたい対岸への橋が、見えてくる。

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メディア『対岸』では、”違いって、おもしろい”をコンセプトとし、魅力的な個人との対話を通して、その人にとっての違いや、違いの楽しみ方を記事にして発信していきます。
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