”~で”いい より ”~が”いい が良い
「じゃあ、中華”で”いいよ」
「出かけるなら、京都”が”いいな」
「で」と「が」
たった一文字違うだけで、どうしてこんなに印象が変わるのでしょう。
”~で”いい
投げやりな印象を抱きます。妥協です。
「本当はそう思っていないんだけど、そう言うなら乗るよ」
こんな感じですね。
「本当は何を思っているの!?」「何か考えがあるなら言ってよ!」「もっとちゃんと考えてよ!」
答えをもらったのにモヤモヤするのが「”~で”いい」です。
自分自身が回答する時も注意するべきですね。
「”~で”いい」と答えると、相手をモヤモヤさせる可能性があります。ひいてはイライラさせます。
「”~で”いい」は、考えているようで考えていません。思ったことを伝えているようで思ったことを伝えきれていません。
含みを持たせてしまうのが「”~で”いい」です。
”~が”いい
強い意志を感じます。「”~で”いい」が妥協なら、「”~が”いい」は主張です。
「私はこう思っているから、こうしたい」
こんな感じですね。
「よし、それにしよう!」「意志を受け取った!」「考えてくれてありがとう!」
答えをもらった側は納得します。主張と共に説得に繋がるのが「”~が”いい」です。
思っていることを全てさらけ出している印象になりませんか。
何かしら答えを欲しくて質問をするときに「”~が”いい」と回答をもらうと、動きやすいですよね。少なくとも「”~で”いい」と回答をもらうより動きやすいはずです。
「”~で”いい」「”~が”いい」論争を一人繰り広げてみました。
私は断然「”~が”いい」派です。
あなたはどちら”が”いいでしょうか?
どちら”で”もいいでしょうか?
たった一文字違うだけで印象が異なりますので「で」と「が」の使い方には注意したいものですね。
◎余談◎
8月31日は「野菜の日」ということで、野菜の「ヘタ」と上手下手の「下手」を掛けて絵を描いてみました。それも「”~で”いい」「”~が”いい」の2パターンです。
【下手でいい】
【下手がいい】
強いて優劣を付けるのであれば「下手でいい」と妥協感を出すのではなく「下手がいい」と主張して強気にいくほうが好きですね。