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【五話】部長が教えるゴルフは99%嘘
久々の投稿になります。
先日、大宮国際カントリーという埼玉にあるゴルフ場でラウンドをしてきましたのですが、まあとにかく暑い・・・。これはホントに気を付けないと熱中症になりますね。
皆さんこの季節は、とにかく水分をよく取り、前日はしっかりと休息し、万全な状態でコースに出ましょう!
さて本日は、『部長が教えるゴルフは99%嘘』ということで、先日のラウンド中に目にした光景、そしてそれが間違えだという悲しい事実を説明していきます。大したことは書いてないのですが、まあ気が向いたら読んで頂ければと・・・
その大宮国際カントリーで見た光景とは!
サラリーマン4人組(私の前の組)
若手二人と課長・部長の組み合わせ
※私たちとは関係性は無し(知らない方達)
なぜ課長・部長が分かったかと言うと、若手が”課長・部長”と読んでいたから、それだけです(笑)
練習場にて
・あー違う違うもっとよくボールを見て!
・とにかく球に当てないと!
・もっと力強く腕を振るんだよ!
この時点で「かわいそうだなぁ」と思って見てました。そりゃあ今の若者がゴルフ嫌になるわなぁと言った感覚。そしてどうしてこんなにもおじさんゴルファーが沢山いるのに、まともな理論の一つも言えないのか。
色んな意味で悲しくなりました。
でも仕方ないんですよ。
45歳以上のゴルファーは、正しいゴルフ知識でゴルフを習ってきてないんですよ。そしてそもそもゴルフレッスンなんて受けるのは難しい、そんな時代です。別にゴルフレッスンを受けてるから上手いとか、そんな話はまた別の話なのですが、とにかくおじさんはゴルフに対しての知識が無いんです。
これが色々な意味で悲しくなったという意味です。
では部長のセリフを一つ一つ説明していきます。
その前に!
一つだけ前提条件を説明します。
それは”ゴルフが上手い”という言葉の定義です。
何をもってゴルフが上手い人というのか・・・
スコアが良いと上手いのか。
スイングが綺麗だと上手いのか。
飛距離=上手いのか。
なんだと思いますか?
正解は、皆さんの頭の中にあります。
皆さんが目指したい姿=それが”上手い”の定義です。
スイングの綺麗さなんてどうでも良いから、スコア80代で回れる人になりたい。逆にスコアよりもかっこいいスイングをしたい。色々ありますね。
私の理論を伝えます。
正しいスイングをすれば、スコアは必ずついてきます。
スイングは綺麗なのにスコアがイマイチ→これは綺麗風なだけです。早い話(結論)キャメロンチャンプと同じスイングができれば、プロになれます。
この前提条件を頭に入れた上で読んでください。
あー違う違うもっとよくボールを見て!
ゴルフスイングが綺麗な人というのは、そもそもボールに対して何かのアクションを行いません。逆にアマチュアはボール中心でゴルフを考えてます。つまりボールをよく見てスイングをするということは、俗に言う『当てに行く』という動作になります。サッカーに例えるとわかりやすいと思いますが、サッカー経験者はボールをよく見て蹴るというアクションを指令していません。(初心者はボールをしっかりと見て蹴っていますね)
まず間違いな考え方だと思ってください。そしてボールをよく見ることで、上半身の動作が強くなり、下半身の動作が弱くなります。更に、ガチガチに固まり、ぎこちないスイングにもつながります。
正直言います。
そもそもの話にはなりますが、ゴルフクラブの速度に対して、ゴルフフェースを目で確認し、あの小さい球を打つという動作は、人間の能力として不可能です。ボールをよく見て打つという概念は、今すぐ取っ払いましょう。
とにかく球に当てないと!
これは先ほどの理論と重複するので、割愛します。ゴルフは球に当てるスポーツではありません。(HitではなくゴルフはSwingです)
次に「腕を触れ・胸で打て」ですが、全て嘘です。バックスイングは上半身・それ以降は全て足(もしくは腰)です。おじさんゴルファーで足について語っている方は少ないと思います。『もっと足を触れ!とか足を回転させろ!』なんて教えている方は少ないですよね。
力強くなどの表現も全て嘘です。
ゴルフは脱力しまくるスポーツです。
「いや〜ゆるんだぁ〜失敗!」こんな表現をされる方がいますが、ゴルフ偏差値42だと思ってください。本来のスイングはゆるゆるが正解です。
「ゆるんだぁ〜失敗!」と表現するゴルファーは、確実に手打ちだということです。脱力と力みを上手く扱い飛ばす方も多いのですが、手打ちが原因です。本当にゴルフが上手い方は、当て感をほとんど感じません。「打感を気にする方は手打ちだから、打感を感じられている」と覚えておきましょう。
「ゆるんだぁ〜失敗!」と言う表現は、力んでいるところから、インパクト時に力みのタイミングが合わず、フニャッとなってしまう、だがこれは脱力ではなく、弱めに力んでいる、という事になります。
格闘技やボクシングに例えると分かりやすいかと思います。
本当にパンチやキックが上手い人は、腰の回転を使い威力をアップさせますが、素人のパンチは手や腕に力を入れることにより威力を強くします。その際にゆっくり弱く力を入れれば、当然威力は落ちますよね?その現象が「ゆるんだぁ〜失敗!」にあたると解釈してください。
最後に
・フェースを返さないと!
・ボールはもっと右へ!
・肩は開かず閉じろ!
全て部長が言うゴルフは嘘です。
私はこれまでSNSと言う場で色々とゴルフ論についてお伝えしてきておりますが、こんなコメントをもらうことがあります。
私は日本人プロゴルファーの99%が手打ち手振りだと定義してきております。つまり皆さんが目指しているプロ選手達のスイングを肯定できません。
その結果として
『じゃあお前石川遼より上手いのか?』
『堀川未来夢より飛ぶのか?』
『原英莉花より上手いんか?』
と言われます。
スポーツテクノロジーという言葉を皆さんよーく考えて見てください。現代スポーツでは、テクノロジー・データ分析といった観点でスポーツを上達させる職業があります。サッカー・野球・陸上、全てのスポーツはIT駆使により課題を是正し、解決し、上達する。このサイクルが基本です。
ウサイン・ボルト選手において、スポーツテクノロジーを駆使しデータを分析するトレーナーは、ボルト選手よりも早く走れると思いますか?
筋肉の構造・反射作用・骨格、これらをスポーツ学として、理解しそれをテクノロジーの観点から追求し、提供しているだけです。
人間が再現できる最大値を追い求め、それを活かしてもらいたい。それが彼らの仕事です。ゴルフには色々な意見があるので、皆さんの理論を否定しているわけではありません。ただし正しいスイングは間違いなく〇〇だ!と言っているだけです。別におじさんゴルファーは、それで楽しければ良いじゃ無いですか。そのスイングをやめろ!とは言ってません。
もっと上手くなりたい。
どうして結果がついてこないのか。
そんな方に読んでもらえれば、ただそれだけで良いのです。
さあ明日から部長のゴルフ理論はフルシカトで、もっとゴルフを楽しく、美しく、前向きにナイスオンしましょう!
ではさようなり〜🎩