母から聞いたお稲荷さん関連の話

我が家に伝わる日本昔話の中でお話ししたように
我が家には代々お稲荷様をお祭していたそうで
母が小さい頃、お稲荷さん拝む女性が来た時の話を
いくつか聞かせれたことがある。

母の母、つまり私のおばあちゃんは
戦時中に4人の子供を残してがんで亡くなっている
ある時、お稲荷さんを拝む女性が
大釜でお湯を沸かしながら、笹の葉を浸しながら
お湯をまき散らす儀式を行っていると
突然、その女性が苦しみだし
亡くなったおばあちゃんの声で話し出したそうで
「 一夫さん(戦争に行ったおじいちゃん)
の様子がおかしい、怪我をしたようで心配だ  」
と語ったそうで、それを聞いた母達はとてもびっくりしたそうだが
私のひいおばあちゃんが、
「 ここはあんたが出てくるところじゃない!!
一夫さんの事はこちらで調べるから安心して帰りなさい 」
そう言うとおばあちゃんはすっと消えて
その女性は元に戻り、今何があった?!と確認し
その儀式の続きを始めたと言う
これは丁度おじいちゃんが戦地で怪我をしたことを
おばあちゃんの話で知ったと言う話。

また別の時にお稲荷さんを拝みに来る女性は
拝みながらパクパクお稲荷さんをびっくりする程
沢山食べるそうで、拝み終わって家族も交えて
その女性と食事を始めると、またその女性が
これまたパクパクとお稲荷さんを食べ始めるので
まだ小さかった母は、
「 さっきあんなに食べたのにまだ食べるの?! 」
と言ったそうです(笑)
するとその女性はさっきは私ではなく
お稲荷様が召し上がってたんだよと言ったそうだ
そして、この女性は拝んでいる時
時々びっくりするほど高く飛び上がる時があったそうで
それが異常に怖かったと母が言ってました

その他に、母の叔父が大事な書類がどうしても見つからない時
ひいおばあちゃんがお稲荷さん拝んでいる時
帰って神棚の後ろを見るようにと言われたそうで
早速、帰って神棚の裏を見るとその書類が出てきたなど
我が家にはお稲荷さんのまつわる話が多くあるようです。。。

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