適応障害に学ぶ
10月上旬。
あらゆる環境に疲れたのかな。
その前から何となくやる気にならず、仕事でも今までにはなかったミスを連発。
思うようにいかなくなって、自信を失う悪循環に陥り、ついには体重激減。
すべてが限界に達した時点で、医師の診断を受け、
「適応障害ですね」
…ここから、とりあえず1か月の休養に入りました。
この時点で決まったのは11月24日までは休み。
その後はその時点の状況による、という判断でのことでした。
医師からは「最初のうちはおとなしくしましょう。でも自分がやりたいことがあったら、『ストレスのかからない範囲で』活動していいでしょう。」
とのことで。
まあ、いいように遊んでいた「つもり」だったわけですよ。
でも、休んでてひどくなったら意味がない。
それが怖かったので、一部の信頼していた市議の方には、
「当面お休みですよ、私がやりたいことには誘ってくださいね。」
とは言ってたんです。
ここが私の迂闊なところでした。
この「信頼していた方」には、こんな私でも力になれそうな、どちらかというと政治的な話をする人だったんです。
衆院選の時期も相まって、いろいろ引っ張り出されて。
私も楽しんでいたつもりでした。
実際、人と会って話すのは楽しいですからね。
ところが。
私、もともと「行政の活動を変えることを考える」のは好きなんですけど、「政治的活動」は好きではなかったんですね。
「決起集会」みたいなのも、私には空気感が合わないのも、行ってみてわかったし。
その時初めて「行政の不満を変える」≠「政治的活動」って気づいたんです。
信頼していた人にも言ってしまった関係で、引くに引けず。
そのままずるずると来てしまいました。
で、忘れもしません。
11月13日。
ついに私が爆発しました。
その方がやりたいと思っていたことが、あまりにも現実と乖離している。
でも、一緒にいる人はそこに気づいていない。
だから、これからも、みたいな感じで話してくるし。
次回の選挙に立つ人の欠点の陰口だったり、次期首挑戦に立つ人の批判だったり。
そんなのばっかり聞いてたら、どんどん気分が落ち込んじゃって。
そのあとですよ。
その市議にお願いしていたことには実は多くの人が関わってることを聞かされたり。
なぜかうちの夫婦関係を突っ込まれたり。
一度しか会ってないうちの妻を、あたかも友達のように「知ったかぶり」で話を被せてきたり。
目の前に配偶者いるのに、配慮のない呼び方してみたり。
お酒が入ってたのはあるでしょう。
でも、これはさすがに看過できずに。
適応障害、さらに悪化して、怒りとなって爆発してしまったんです。
数日は、「所詮自分はこの程度の器だな」で済ませていました。
でも、気が付きました。
この「信頼していた人」は、私と違う世界にいる人で。
私の思い、適応障害とはどういうものか、その苦しみを知らない人だ、と言うことに。
それに気づいたときに、思ったんです。
「もうこの人に、積極的に関わるのやめよう」と。
今は距離を置いてます。
ただ、あまりにも私と考えが違うときはSNSで炎上覚悟で大反論しています。
距離を置いてみたときに、よくわかりました。
私とは価値観が全然違うし、民間の金銭感覚は持ち合わせてなくて。
あくまで私基準では、ですけど。
私には「あまり役に立ってない」と。
それを、若い友人に話してみました。
20代の男性、女性一人ずつなんですけどね。
二人に話したら、思わぬ答えが返ってきました。
男性は、「ああ!あのSNSで勘違いして投稿してる『イタイ人』ね!
そんなの気にしなくていいじゃん!俺からしたらただの中年だし」
女性は、「あの年であれって、なんか痛々しいよね、そこまででもないし」
…不謹慎ですが。
私もなんとなく思ってはいたんですよね。この人何か勘違いしてるって。
媚び売ってるなー、と。
それで議員になれちゃう世の中に理不尽さも感じたりはしてるんですが。
そう思っているなら、ちゃんと最初から休んでいる間はこの人と関わるべきではなかった。
今はそこを反省しています。
後悔はしてません。それに気づくことができたから。
教えてくれた若者に背中を押してもらった気分です。
11月13日にことが起きて、人生の先輩(スナックのママ)に背中を押してもらったのが14日で。
若者に助けてもらったのが16日。
…さあ、予定の休みはあと1週間しかないです。
そこからどうしたかと言いますと。
もう金銭なんか関係ないです。
趣味の富士スピードウェイで思いっきりスポーツ走行したり。
ジムで筋トレしたり。
全身リラクゼーションマッサージ受けたり。
行ったことのなかったガールズバーなんて行ってみたり。
特にマッサージとガールズバーは効きました!
話すことで自分の気持ちは楽になるし、ガールズバーの子たちも明確に目標を持ってるし。
こうやって働いてる人たちには、その人なりの希望があるんだな、って。
特に若い子たちなんかは「将来こうしたいから今は頑張るんだ!」って、明確な目標があって。
一番はそこでした。
適応障害になって、自分の夢なんて捨ててましたからね。
でも、夢を語る女の子の目は輝いてるんですよ。
カラコンしてるけど(笑)。
私も来年から会社員とは別に開業して独立もします。
その仕事に追加して、学びたいこととかも後回しになってるし。
会社員リタイアして、新たな事業も、って思ってるし。
これぜーんぶ。10年前に諦めた夢です。
その間にいろんな企業行って、知識は上積みできたので、もっと現実的にできるはず。
そう思えたんですね。
それが11月22日。
…復帰にギリギリ間に合いました。
適応障害で今も悩まれてる皆さんへ。
まずはゆっくり休みましょう。
何もできない自分を責めないでください。
テレビを見れるようになった。
料理を作れた。
お風呂に入れた。
ひとつひとつ、できたことをほめてあげてください。
少しづつできることが増えてきます。
それから本領発揮でいいじゃないですか。
一人でいるって、寂しく聞こえるかもしれないけど。
強い人じゃないとできないですよ。
少しずつ良くなって、外に出ていくことができるようになれれば、きっとやりたいことが見つかるでしょう。
それさえ見つかれば、絶対輝けますよ。
慌てない慌てない。
一休み一休み。