※A5ランク超えです。
【本日の福野郎 No.246】
「元気にしてた?」
先日、とある方から電話があった。
声を聞いたのは、実に2年ぶりだった。
遠い高知県に、1人で1か月間滞在した事があります。(2016年)
仕事を辞め、”自分の興味のあることに挑戦してみる期間″(いわゆる無職期間)に、 高知の田舎にある企業のインターンシップに参加。
そこで色々と面倒を見てくださったのが、今回お電話をくださったOさんです。
仕事を教えてくれただけでなく、2度も自宅にお招きしてくれて、まるで家族のように過ごさせていただいた。
誰も知り合いのいない場所で、私を温かく迎えてくれて、温かく送り出してくれた方です。
そのOさんも今は転職をして、牛さんを育てる仕事をしているのだそう。
その牛さんのお肉を 私に是非食べてほしいと、今回お電話をくださったのです。
Oさんが心を込めて育てた牛さんのお肉を 味わえるなんて!
それだけでもとても嬉しいのですが、
たった1か月お邪魔しただけの私を、遠い地に住む私を、連絡しようしようと思いつつ2年が経ってしまった私を…こうして思い出して下さり、連絡をくれたのが本当に嬉しかった。
しばらくして、Oさんからお肉が届いた。
「土佐あか牛」という高級A5ランクのお肉。
・・・A5ランク・・・!?
庶民の私には未知の世界。見た目からしていつもの肉とは違う。
絵に描こうとしたら非常に参ってしまうほど細やかなサシ・・・!
鮮やかな赤と、ほんのりももいろの脂・・・うつくしや・・・
早速家族で、すき焼きにしていただきました。(器が庶民感丸出し)
家族全員、肉の脂身が苦手な人間なのですが、土佐あか牛の脂はとってもあっさりしていて、なおかつ旨味満点!
口の中ですーっととろけていく、その瞬間に、旨味が名残惜しそうに最後の主張をしてくるんです・・・あぁ・・・私だって名残惜しい・・・
そして脂がぷるっぷる!口に入れようとした少しの振動でぶるんと弾み、私の頬をビンタしてくるんです・・・!ウホッ
最後の最後まで、美味しくいただきました。
Oさん、ありがとう。
(土佐あか牛、オススメです。ステイホームのご褒美にいかがですか?)
* * *
「人にもらったものは 美味しい」とよく言いますが、そういう事なんですね。
贈ってくれた方の温かい気持ちや、贈ってくれた事への驚きや喜びがトッピングされている。
もちろん、土佐あか牛はそもそもが美味しいのだろうけど。
本当に、至福の味わいだったなあ。
私を大切に思ってくれる人がいる。
また会いたいと思える人がいる。
なんてありがたく、幸せなことなのでしょう。
Oさんをはじめ、自分の大切な人に恩返しをしていきたい。
そう感じた出来事でした。
でゃ!
今、Oさんへ向けて色鉛筆画を描いています。
色鉛筆画を贈りたい、と伝えるととても喜んでくれて、可愛い飼い猫ちゃんの写真を送ってくれました。
喜んでもらえるかな、うまく描けるかな・・・不安もたくさんあるけれど、たっぷりたっぷり思いを込めて。