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取捨選択を考える
中規模以上の宿泊施設でも「募集型企画旅行=いわゆる募集ツアー」を請けることが増えている。
20年以上前は、『催行するかしないか分からない(博打的要素がある)募集ツアーは、請けたくない』というのが主流。ところが、「催行中止にならない(硬い)一般団体」が徐々に減って、多くの宿泊施設が募集ツアーを請けている。その事自体は、良いと思う。
問題は、アフターコロナの「超!人手不足時代」にも募集ツアーを請けるべきなのか?という点。
全国どこの宿泊施設も人手不足につき、1日あたりの予約や宴会場利用を制限している。客室稼働率は70%前後まで、宴会場利用に至っては1日1バスまでという所が多い。
宴会場の接客係が「圧倒的に」不足しているのだ。
1日1バス分しか請けられない貴重な宴会需要を『催行するかしないか分からない(博打的要素がある)募集ツアー』に渡すべきか?
「一般団体」は復活している。そして、コロナ禍の時に何度もあった「感染者数が増えたので取り消し」という事はなくなった。
物凄いスピードで状況は変わっている。
しっかりと時流を見て、取捨選択の判断をしよう。