Oyo Rooms日本進出に勝ち目はあるのか|Hotel News.
先日、noteでも紹介したOyo Roomsが日本に進出するそうです。
日本にも、チェーンのホテルが多く存在しますが低価格帯だとAPAホテル、東横インなどの国内ブランドだけになっているという現状の中で、低価格の外資系チェーンホテルと言う分野では、まだまだ未知数と言ったところでしょうか?
インドでの成功は、オンライン予約が導入されておらず非効率的な営業をしていた独立ホテルをチェーンの中に取り込み、オンライン宿泊予約のシステムなどを提供し効率的な運営によって再生させていくという戦略になっています。また、提携するホテル(Oyo Rooms加盟店)から加盟料などは徴収せず、宿泊料金から一定のロイヤルティを徴収するシンプルなビジネスモデルで拡大を続けてきました。
Oyo Rooms加盟店には、定期的にOyo Roomsのメンバーがホテルを訪れ、独自の厳しいチェック項目(無料Wi-Fi、朝食、エアコン、テレビなど)に基づき一定のサービスの質を担保できているのかを確認し、そのチェックを通ったホテルだけがOyo Roomsの看板を掲載できるという仕組みになっています。
基準に満たさず、審査に落ちた施設であっても家具、サービス改善指導、内装などの指導を受けることでOyo Roomsの看板が与えられサイトに掲載することができるという救済処置もあります。さらに、内装改装費用を一部負担することで、友好的関係性の連携先をスピード感を持って広めるという戦略も兼ね備えている。
そのOyo Roomsが、すでにオンライン宿泊予約のシステムが普及している日本や中国に進出すると発表されており、どのような方法で拡大していくのかが気になるところです。
特徴のないホテルに、Oyo Roomsのシステムを導入してもらいどんどんOyo Roomsのホテルを増やしていき「Oyo Roomsだから安心」というブランドを築き上げていくことが狙いのようですが、個人的には、効率化だけ追い求められたホテルや全てのホテルが同じような形式で面白みがないホテルには、あまり泊まりたいと思いません。
実際にOyo RoomsのCEO Ritesh氏も、ホテルの検索・キュレーションはたくさんあるが、体験の質がバラバラすぎるというところに目をつけてOyo Roomsをスタートしています。
どのような内装で、どのようなサービスが楽しめるかは体験をしてみないと分からないですが面白く、そして泊まってみたいと思うような宿泊施設であることを願います!