【私案】コロナウイルスと肺炎
コアLv▶▶▷▷▷
こんにちわ、福之助福太郎です。
今日はこの度のコロナウイルスの世界的蔓延と症状としての肺炎について個人的な考えを一例として書きたいと思いますが、初めての方はまずこちらをご覧ください。
絶対解としての主張や普遍的な分析ではなく、起きてきた出来事に対する個人的な考えの一端、僕自身が活用する意味合いの強いものという事をご理解いただければと思います。
基準
コロナウイルスに関連する世界的な情勢に対して様々な考えが発信されており、天理教の方々も例に漏れず教えにもとづいた考え方を発信したり、講話などでお話されていると思います。いずれにしても心が明るく前向きになるような内容には気づかせてもらう事も多く、考える機会をいただいています。
今回の出来事から考えるポイントの根本的なところは日常の感謝・今ある喜び [今・ここ の陽気] や人に対する心遣い [周りへの陽気] といった部分だと思いますが、病気など現れてくる事柄には何かしらそうなってくる理由・メッセージ性があると思います。
根本的なところに関する内容はすでに色んな方が発信されていますし、そういった要素を前提とした上で、あえて細かい視点で考えを巡らせていきたいと思います。
これまで何回かにわたって「十全の守護」について書いてきましたが、教えは知識ではなく活かすものだと思うので、今回は「十全の守護」の観点から僕なりの解釈による考え方の一例をメモとして書き残しておこうと思います。
ちなみに僕なりの、
①「十全の守護」の活用法は、
②"ほこり"との関係は、
③それぞれの働きの解釈は、
をご覧ください。
結果から逆算して原因を考える
表に現れてきた事柄(結果)としてはコロナウイルスの蔓延と肺炎ですが、肺炎は感染が原因によるものなので、二つの関係は感染→症状、つまりウイルス→肺炎という構図と言えると思います。
感染を原因とする症状は、呼吸・嗅覚・味覚障害や血中酸素濃度の低下・敗血症・多臓器不全など多岐に及ぶ場合も無症状の場合もありますが、今回は主な症状の一つである肺炎を主として考えていきたいと思います。
肺炎の原因は感染ですが、これは二次的な因果関係で、ウイルスの蔓延という結果とそれに対する原因という根本的な因果関係を考える必要があるように思います。
分かりやすくすると、
肺炎→感染 [蔓延]→原因
という構図です。
感染は免疫に関わる事で、免疫が「十全の守護」のどこに関連するかは解釈が色々とありますが(睡眠、自律神経との関わりから "くにとこたちのみこと" や "をもたりのみこと" など)、ここでは働きの性質から "たいしよく天のみこと" と捉えて考えます。"身の内六台"には含まれていませんが、神さまの働きを分けての説明という事と、息を引き取る事にも繋がるという事、そして肺炎との関連からそのようにします。
そこで結果から逆算して考えていくと、
肺炎:肺胞の炎症:"かしこねのみこと"の高まり
感染 [蔓延]:免疫の低下:"たいしよく天のみこと"の欠如
原因:"かしこねのみこと"の高まり
となります。
こう書くとややこしいですが、要するに一つの原因から結果があり、そこからさらに発展したという事です。
それでは根本的→二次的の順で、
①ウイルスの蔓延
②肺炎
について書いていきます。
①ウイルスの蔓延について
【結果】免疫の低下:"たいしよく天のみこと"の欠如
【原因】"かしこねのみこと"の高まり
〇言葉・対話・コミュニケーション・社会性といったキーワードが過剰
ex.)言葉の使い方、風通し、SNS依存、ハラスメント など
【適う心】勇み勇ませる心
【心の表れ】
〇言うべき事を言い、聞くべき事を聞く
〇人に不平や不満を言わない、言わせない
【妨げる心】にくい
〇問題の事柄にではなく人に対して憎む心
〇人に不平不満を言う心
〇今現在のこだわり
〇言葉にして人を責める気持ち
②肺炎について
【結果】肺胞の炎症:"かしこねのみこと"の高まり
【原因】"たいしよく天のみこと"の欠如
〇決断・判断・決定・区別・期限・主体性といったキーワードが不足
ex.)中途半端・曖昧・受動的な姿勢や状況
【適う心】思い切る心
【心の表れ】
〇常々は切り過ぎず旬に思い切る
【妨げる心】よく
〇損得勘定にとらわれる欲深い心
〇際限の無い欲望(切りが無く欲しがる気持ち)
現在の状況
①ウイルスの蔓延 と②肺炎 の要因として考えられるポイントを書いてみましたが、改めて現在の状況(結果)としては
①"たいしよく天のみこと"の欠如
②"かしこねのみこと"の高まり
と言えます。
今、世界中で外出の自粛や制限、隔離といった対面でのコミュニケーションを回避する策がとられていますが、これは高まった"かしこねのみこと"を抑制する手段と言えると思います。
また、それに伴うあらゆるイベントの中止・中断、また休校や休業などの決断は、不足している"たいしょく天のみこと"を補う判断と言えるかもしれません。
さらに感染防止のために換気が促される事は、適切な風の働きによる対策でもあると思います。
そして志村けん さんの訃報は衝撃的で、それと共に感染防止のための対策がニュースになりましたが、満足に最後のお別れができない事態だという事が知れ渡るきっかけになったと思います。
息を引き取るという事に関して、気持ちの切り替えをしづらい状況という事も、"たいしよく天みこと"の働きが欠如した状態(命の切れ に対する切れの悪さ)であるのかもしれないと思います。
またそうした働きの変化に伴い、結果とも原因ともとれますが "ほこり" としては、「にくい」と「よく」の影響も出やすくなると思うので、
・買占め
・不要不急の外出
・政策や対策に対してではない「人」への批判
といった事が気を付けるポイントになるように思います。
心がけるポイント
以上の事を踏まえて、
①に関連して
【ポジティブな方向】
〇自分が勇む事と周りが勇むような声かけ
〇自分も人にも気持ちのガス抜きを意識
【気をつける事】
〇「人」でなく「事」を見る責任の分別
〇「今or自分さえ良ければ」の気持ち
②に関連して
【ポジティブな方向】
〇心ゆくまで思い切り実行
〇徳を積む行い
【気をつける事】
〇損得勘定
といったところが心がけるポイントになります。
ポイントのおまけ
これまでの投稿には載せていない解釈ですが、「十全の守護」と『みかぐらうた』との関係から関連を感じられるポイントを一応おまけとして書いておきます。本当におまけなので読み飛ばしていただいて結構です。
【①と関連】
〇欲の心を忘れしっかり心を定める
〇急き(咳き)こまず胸の内を思案
〇一列に澄み切るのは胸の内
【②と関連】
〇難渋を救えば病いの根が切れる
〇心を定め居るなら所の治まり
最後に
冒頭でお伝えしたようにあえて細かい視点として「十全の守護」の観点から考えを巡らせてみましたが、これは例えると掃除に近い感覚だと思います。
心の掃除は神さまがして下さるわけですが、実際に掃除をする際にどこに汚れがあるかを把握するように、自分の心遣いや行動を振り返ったり心がけていくポイントを自覚するのも大切な事だと思います。
今回は一例としてそれぞれ一つの側面から考えてみましたが、実際に起きてくる事柄やそれに関する働きは完全には分離せず復号的な要素があると思いますし、「十全の守護」の配置でいう隣合う部分や繋がりがある部分と関連する傾向があるように感じます。
イメージとしては、4対のシーソーもしくは独楽のような状態の六角錘の面の均衡がどう崩れているかという感じです。
他にも、免疫を "くにとこたちのみこと" や "をもたりのみこと" と解釈して考えたり、嗅覚・味覚障害といった表に出てくる症状から考えてみたりと、様々な観点から考えて自分に心当たりがあるポイントを軸に神さまと向き合う事が大切だと思います。
それは、今回の事で悩んでおられる当事者や周りの方に対してという客観的な分析ではなく、自分自身へのメッセージという認識を持つ事と、自分なりの考えで心持ちや行動を意識するだけでなく、しっかりと神さまと向き合う事が大切だという事です。
尚その際、個人的に大切にしている事は、まず借りているものを不調にしたお詫びと"陽気"の為に知らせて下さったお礼を伝え、気を付ける事・心がける事の具体案を伝えた上で、"世界"の治まりと病んでおられる方々の平癒をお願いするという事です。
もちろん神さまとの向き合い方は人それぞれですが、お願いだけにならないように僕自身が気を付けているポイントをお伝えしました。
最後に なのにとても長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。