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【振り返り】9月14日のベイスターズ戦について

みなさん、こんにちは。
右目に人生イチ大きなものもらいができた、福谷です。

昨日のベイスターズ戦、今シーズン最後の横浜スタジアムでの試合となりましたが、チームが勝つことができて嬉しかったです。
最終戦ということで、試合後にレフトスタンドに向かってみんなで並んであいさつしましたが、僕自身、その瞬間に立ち会った経験があまりありませんでした。
今回は、その時間をスタジアムに来られたたくさんの方々とシェアできたことは幸せでした。ありがとうございます。

「2回11失点」という変えられない過去

横浜スタジアムという球場はとても好きです。
グラウンドで感じる解放感、爽快感は他球場よりも大きなものがあるからです。日中は特に。

ただ、昨シーズンの僕は先発で1イニング6失点、リリーフで1イニング5失点を喫したスタジアムでもあります。
今回の先発が決まったとき、「意識するな」と言われても無理なくらい意識しました。
そりゃそうですよね…リリーフで1イニング5失点し、昨シーズン終了を告げられた日付も昨日と同じ9月14日だったからです。

苦手意識の有無という話ではなく、現に「2回で11点取られた」という変えられない過去と向き合い、闘わないといけないと思って1週間過ごしてました。

同時に「このシーズンオフ、アメリカに行ったりいろんな話を聞いたり、1年間過ごして試行錯誤してきたものをぶつけるだけだ」そう思うと、不安と同じくらいワクワクしてましたけどね。

左足をもう少し遠く

試合前のブルペン、そして初回と引っかける(狙いより左にズレる)ことが多かったです。
オースティン選手にホームランを打たれたボールもインコースのツーシームがアウトハイ近辺にまで行ってしまいました。
打たれたことを悔やむ、反省するのは後にして「どうやったら引っかけが減るだろう」と考えながら投げてました。

引っかける原因としては「力みすぎ、狙いすぎ」や「上体が正面を向くのが早い」などありますが、今年から「骨盤の回しが足りてない」ということも含めて考えるようになりました。
これはアメリカに行って以来、Treadのコーチと話すなかで気付いた感覚になります。

この記事で少しだけ触れましたが、「左足をもっと先行していい」という感覚をプルダウンをするなかで得ました。
左足を先行させ、骨盤の並進や回転を強めることで上体が少し遅れたのち、跳ね返るように前方に倒れていく動きを誘発するイメージですね。
車が急発進したら座席(後ろ)の方に体がもっていかれ、急ブレーキをかけたときに車が進んでいた方向に体が飛んでいく感覚があると思うのですが、そんな感じです。そう、慣性ですね。

それを踏まえて、2回は左足(靴)をより左に(左バッターボックスラインくらい)向けるくらいのイメージで投げてみました。
良いボールは増えましたが、もう少しかなという感じでした。
そして3回表、ベンチ前でキャッチボールしながらマウンドを眺めていて、「もし半歩前まで踏み出せたら傾斜の高さをもっと使えるのかなー」って考えて試したところ、牧くんの途中で「今日はこれくらいがちょうどいいかな」というポイントを見つけた感じです。

実際のところどのくらいステップ幅が広がって、リリース位置がどうなって、という話はわかりません。おそらく数値で見てもさほど大きな違いはないんじゃないかと思います。

ただ、僕らは

  • バッターの反応

  • どれだけ狙ったところにコントロールできるか

  • ボールのスピード

などを見ながらその日なりの及第点をつくっていくことが求められるわけですが、昨日はそれをTreadのコーチとのやりとりから生まれた引き出しによって達成できたので、「アメリカに行って良かった」とまた思える登板になりました。

ヒーローと戦犯は紙一重

昨日の登板、3回以降ヒットを打たれなかったんですが、投げてる当の本人はそのことにはまったく気づいていませんでした
いつ爆発するかわからない何かを避けながら、1つ1つのアウトを必死に取りにいっただけで、結果は紙一重の連続だった思います。
その紙一重を制するため、率を上げるためにトレーニングするわけですが、僕レベルの選手では狙った通りにいくことなんてほとんどありません。

久しぶりにタイムリーヒットを打てましたが、打った後で映像を見たときに「あと1メートル右だったら宮崎さんに捕られてイージーでゲッツーだったな」って思うと、よくもまぁ何も考えずに振り抜けたなと思います。
紙一重でヒーローにも戦犯にもなってしまう、それは恐ろしいことです。

1つのプレーをどう捉えられ、どのように言われるかはひとまず置いといて、そのプレーをする前に戦犯になることが強く頭に浮かべば浮かぶほど良くない方向に進んでしまう気がします。
鈍感力というのか、開き直りというのか、成功と失敗というラインとは別の次元に身を置くことも大切なのかなと思う今日この頃です。


今回の試合は結果的に出来過ぎなくらいでした。
嬉しい気持ちや感謝の気持ちはここで1度区切りとして、また今日から精進したいと思います。

ありがとうございました🙇‍♂️

やっぱりコレ

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